赤蛇のWGP2021春ファイナル 予選4回戦編

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こんにちは、赤蛇です。


もう書くことはないかなと思っていた1年ぶりのブログです。

久しぶりでなんか緊張します(笑)

少し長いですし、所々伝わりにくい部分もあるかもですけど、出来るだけ伝えられるように頑張ります👊



先日バディファイトWGP 2021春全国大会に
参加してきました。

恥ずかしながら、そこで3位に入賞することが出来ました。今まで頑張ってきて本当に良かったです。

今回はバディファイトWGP2021春全国大会で自分が経験したことを書こうかなと思います。


今回のブログはファイナルのファイトの内容についてかなり触れるんですが、緊張していたので記憶が曖昧で記憶違いがあるかもしれないのでそこは多目に見て下さいm(_ _)m

大筋の流れは合ってるのでそこは雰囲気で(笑)



★全国大会の使用デッキは何使ったの?


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使用デッキはゴッドクロック。

使用理由としては去年のWGPのスタドラゾディアックの敗北からの反省です。



★スタドラゾディアックの反省点


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先攻ワンキルに対する脆さ。


デッキ自体の永遠のライバルへ対する依存度。


決定力の無さゆえの時間切れ、更にライフが伸びない為のライフ差決着の際の弱さ。


リソース確保力の不足。


自分にあるこのデッキに対する強すぎる執着、それにより発生する片寄った思考。



これらの反省を踏まえて、これらの欠点を1番補えつつ自分のプレイスタイルに1番合ってるデッキは何かと考えた時、出てきたデッキが今回使用したゴッドクロックでした。

そして、この答えになったのが去年の12月です。
そこから年が明け、1月になりゴッドクロックを知り合いのバディファイターの方から譲って頂きました。



★ゴッドクロックを使うと決めてから


そこからはゴッドクロックをひたすら練習しました。

他のデッキも多少練習してましたが、それはあくまでもゴッドクロックでそれらのデッキを倒す為の練習でした。

去年まで大好きで使っていたゾディアックはほとんど回してませんでした。(多分今年に入ってから20回も回してない)

ひたすら毎日ゴッドクロックと向き合う日々、最初の3ヶ月ぐらいは1回のファイトで必ず5~10箇所ぐらいはミスしてました。

どれもゴッドクロックを回していない人なら気づかないレベルの些細なミスです。でもそのミスを減らすことが本当に難しかったです。

間違いなくゴッドクロックはバディファイト史上最も難しいデッキでした。

更に、1つミスするだけで負けそうになるそんな脆い一面もあるデッキです。


でも逆に言えば、「1つもミスさえしなければ負けない最強のデッキ」。


自分はそう信じて約1年間ひたすら練習し続けました。

そんな中で少しずつですが、そのミスを減らせられるようになってきました。

そして今では、自分の気づく範囲でのミスはほとんどなくなりました。



★全国大会当日


やるべきことは全部やった。


あとは勝つだけ。



★1回戦開始



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1回戦の対戦相手は「ずめ」選手。使用デッキはコスモマン。

自分は以前この方にCSでスト負けしていて少し苦い思い出のある相手。相手にとって不足なし。



1本目は先攻

得に事故も起こらず、セオリー通り先攻リバースでコスモマンに蓋をする理想の形。

ロストにも1ターンでなることが出来た為、その後ロストを軽く回した所でずめ選手の投了。



2本目は後攻

初動のフューチャーカードに運良く初手に引けていたリバースを当てる。
しかしこれはブラフ。

裏から素で持っていたコスモマンが飛んでくる。

赤蛇(そう簡単にはいかないか…)

ターンが回ってきた。

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カードを展開していくがその展開中にオメガはコール無効され場にオメガが出ない。自分も先にランゲをコールしてコール無効を誘っていたがブラフに引っ掛からないずめ選手。流石です。

コスモマンには攻撃が届かずそのままターンを終了。

幸いにもロスト化はされなかった。

ずめ選手、ファルコン2号でデッキのボトムに行ってるであろうロストを探しにいく。

そして、そのままコスモマンの攻撃を耐えファイナルフェイズ。

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赤蛇「エンド時、ロスト化宣言」

1本目同様、流れは自分にある。
ロストデッキを回していく。
だが、

(ロストカードを展開出来ない…)

その時に手札にいたモンスターはギルトランスのみ。しかし、ゲージはロストデッキを回すためにギルトランスが来る頃には全て使ってしまった。

赤蛇「アタックフェイズ入りたい」

盤面はヴェガス、ランゲ、ツァイトベルグでロストカードなし。ロスト後の盤面にしては貧弱過ぎる。

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しかし、この時のずめ選手のコスモマン。ソウルはミライパレット1枚のみ。


防御力25000


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ツァイトベルグとサイズ0たちの連携攻撃がなんとか通るギリギリのライン。

イムルーラーでもテイラルナでも届かない絶妙なパワーライン。

お互いに妨害を撃ち合っていた為、手札が少なくコスモバリアーもムーンも手札にない様子のずめ選手。

1度目の連携が通る。ずめ選手残りライフ5。

もう1度連携が通れば勝てる。

ずめ選手、コスモマンの蘇生効果でセンターに壁モンスターを立てる為ドロップを確認。しかし壁に出来るモンスターがドロップにいない。

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このターンのメインフェイズに、自分があらかじめヴェガスの効果で蘇生できるモンスターは全てデッキに戻していたことがここで活きる。

そのまま攻撃が通ることを察したずめ選手がここで投了。

結果だけみればストレート勝ちだが2本目は苦しいファイトだった。

あの悪い流れのまま3本目に入っていたら、先攻と言えど結果はどうなってたか分からない。



★2回戦開始



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2回戦の相手は「hyend」選手。使用デッキはメダロット

デッキパワーでは圧倒的にこちらが上だが、ハードネステンの対抗破壊効果の刺さりが良い。

後攻でも勝てない相手ではないが出来れば先攻が欲しい。


1本目は先攻。
先攻が取れれば先ほどのコスモマンよりは楽に勝てる相手。落ち着いてドロソを使って手札を増やしていく。


赤蛇(ヤバイヤバイヤバイヤバイ)


順調に手札を増やしていったがここで予期せぬハプニング。センターにコールする用のサイズ3モンスターが1枚も引けない。
ドロップゾーンにもいないためクロック3で相手ターン立てることも出来ない。

赤蛇(こいつを出すしかないのか…)

サイズ3はいるにはいた。でも出来ればコールしたくはなかったカード。

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赤蛇「センターにトゥボカスをコール」

おいおいおいおいバディファイト最後のファイナルでトゥボカスコールするとかマジ!?
でもそれでもこいつでやるしかない。
相手にターンを渡して、ターン開始時にクロック2を使いオメガランゲの効果を使って手札を増やす。

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イムルーラードラゴン「やあ☺」

お前来るのおせぇよ!!!

でも幸い、他の手札はそれほど悪くない。リバースはあるし、ペリオも2枚あったし、うるちを破壊する用にトゥボカスもう1枚もあった。それでいてロストも抱えられている。

問題はこのターン耐えられるかどうか。


リバースでドロソを止めてトゥボカスでうるちを破壊するも展開し続けるメダロット

盤面はハードネステン、パーティクル、ゴッドエンペラーとなかなかに強力。

オメガとトゥボカスにはあらかじめエスを撃っていたので。ペリオを使うためのソウルは守られていた。

アタックフェイズ。

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赤蛇「アタック指定前、ペリオ。対象はハードネステンとゴッドエンペラー。」



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赤蛇(コイシマルだけはやめてくれ)

Hyend選手「対抗なし。」

コイシマルはなかった。

ペリオ効果が通りレストされる。

赤蛇「もう1枚ペリオ。対象はパーティクル」


hyend選手そのままターン終了。

赤蛇(助かった)


その後はロスト化をして得に問題もなく1本目は勝てました。



2本目は後攻。

今度はhyend選手が事故ってる様子。メダロットを1体しか出せずそのままアタックフェイズへ。

そして、攻撃を終えてターン終了。


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赤蛇「ロスト化宣言。」

ファイナルで後手1ロスト。


赤蛇(今日は俺の日だ。)


そこからは言うまでもなく、そのままロストで押しきり2本目も勝ちでストレート勝ち。


1本目はどうなるかと思ったが、それを越えて自分に良い流れが来てる。

次を勝てば決勝トーナメントに上がれる。

このままの流れで次も勝ちたい。



★3回戦開始

決勝トーナメント進出を懸けた運命の3回戦のマッチング発表。


赤蛇(ここで当たるのか…)


予選3回戦…



対戦相手、くろね選手。



優勝最有力候補。

優勝目指すならいつかは当たるとは思っていた。

だけど、ここでなのか…。


…でも関係ない。


この人に勝たずして日本1になれるわけがない。
早いか遅いかの差だけだ。


くろね選手「遂に当たっちゃったか…」


くろね選手も自分と当たるのが嫌だった様子。

自分なんかを意識してくれるなんて光栄です。


実は、くろね選手とファイトするのはこの時が初めてでした。


ずっとファイトしたかった。

何度か会うことはあったのでフリーの申し込みが出来る機会は何度かあった。

でも、フリーファイトでは意味がない。

こういう大会で、負けられないファイトで、「倒す為の対戦相手」として戦いたかった。


ファイトの準備を始める。


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お互いのフラッグゾーンの4枚のフラッグが嫌でも目に入る。

このレベルの人相手にミラーの後攻は恐らく99%勝てないだろうと思っていた。

でも逆に、先攻を取れば当然勝つ自信はあった。


赤蛇(このじゃんけんだけはどうしても勝ちたい)


手が震える。


少しくろね選手待って頂いててじゃんけんをした。




1本目は…後攻。

世の中そんなに甘くない。でも諦めた訳じゃない。チャンスは絶対に来る。


くろね選手、100点の回りとは言えないものの、こっちのターンにクロック3を使いランゲを蘇生して、オメガランゲタイムルーラーの理想盤面。

更にタイムルーラーのソウルにはトゥボカスが1枚。そして動きの中でトゥボカスを持ってることが薄々は分かったので、合計トゥボカスが2枚。


こちらの初動のリヒトムーヴメント。

くろね選手「リバースで。」

苦し紛れのクロック1。

赤蛇「…投了で。」


こうなることは分かっていた。

でもまだ負けてない。



2本目は先攻。


やられた以上のことはやり返してやる。


オメガランゲタイムリヒトアルメーテシンエピタフューチャーカード
(呪文かな?笑)


まあとにかく、ターン1カードを全て使った完全理想ムーブ。

くろね選手のメインフェイズ前にクロック2を使い、先攻クロックの最大値の手札11枚、そしてエスでオメガタイムに耐性を付けた。

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更に、自分のデッキには普通のクロックには採用はされないドーン伯爵を採用していて、これがドロップにも落ちていた。

くろね選手のメイン開始時にドーン効果で1ドローしつつ復活。

最大値を越えた手札12枚の120点の動き。

更に手札はトゥボカス2枚、リバース2枚、オクト1枚、ロスト1枚。


負けるわけがない。


くろね選手「オメガをライトにバディコール。」

赤蛇「トゥボカス切って3点ゲイン。」

くろね選手「リヒトムーヴメント。」

赤蛇「リバースで。」

全てを止める赤蛇。苦しいくろね選手。


くろね選手「レフトにランゲコール。クロック3対象はドロップのタイムルーラー。」

赤蛇「対抗でオメガを破壊。」

オメガの効果も使わせない赤蛇。

イムルーラーの出す場所を少し考えるくろね選手。迷った末にタイムルーラーをセンターに出した。

くろね選手「ランゲ効果2枚ドロー。」

赤蛇「オクトでランゲの効果無効。」


この時は、くろね選手がランゲのいるレフトに出せばオクトをケアして2ドロー出来ました。
でもそれじゃあこのあとのリソース勝負で絶対に先攻のクロックに勝てません。

先攻に勝つにはもうオクトは常に割りきってランゲを場に残しつつ効果が通ることを祈るしかないんです。

自分も逆の立場なら同じ動きをします。
ここのプレイングは流石くろね選手だなと思いました。

2本目はそのままくろね選手の投了。


あと1回勝てば決勝トーナメントにいける。

でも、その後1勝が遠い…遠すぎる。



3本目後攻

くろね選手あまり手札がよろしくない様子。

くろね選手「シンエピタでタイムルーラーをサーチ。オクトをコール。リヒトムーヴメントで2ドロー。」

赤蛇の初手にリバースはない。事故ることを祈るしかない。

くろね選手「クロック1。」

どうやらオメガはないらしい。

くろね選手がクロック1で3枚めくる。


くろね選手「マジか…」

くろね選手思わず声が出る。

その3枚のカードの選択でくろね選手かなりの長考。そしてようやくカードを決めた。


くろね選手「センターにタイムルーラードラゴンをコール。そのままアタックフェイズ。」




赤蛇(来た…!)




数十回に1度来るか来ないかのゴッドクロックの大事故。

そんな限りなく0に近い可能性が今この瞬間に来てくれた。

ターンを貰う。しかし、くろね選手も事故るなりにもデッキを回す。

くろね選手「クロック3でオメガ蘇生。エス1でドロー。もう1枚エスで1ドロー。」

これでタイムルーラーを除去も無効も出来なくなった。こちらにエス要求をされた。

更にドロップにはトゥボカスが1枚、ゲージは1枚。

それほど強い盤面ではない。


だが、事故っているのはくろねさんだけではなかった。

赤蛇の手札の中はタイムルーラーが2枚ツァイトベルグが1枚の激重ハンド。

しかも、オメガもランゲもいない。

チャージアンドドローでトゥボカスをゲージに置いても次に引いたのはテイラルナ。更に重くなった。苦しい展開。



赤蛇「クロック1宣言。」


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オメガ「やあ☺」

赤蛇(お前ぇ…もっと早く来てくれよ)


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赤蛇「ドーン伯爵をレフトにコール。」

クロックミラーを捲れる可能性のある唯一の1枚。
これでエスがなくてもトゥボカスとタイムルーラーをある程度までならケアして動ける。

赤蛇「オメガをライトにバディコール。リヒト、アルメーテ。」

くろね選手のゲージは1、リバースは使えない。

赤蛇「センターにタイムルーラードラゴンをコール。アタックフェイズ入りたい。」

くろね選手少し考える。


くろね選手視点、タイムルーラーの効果でこちらタイムルーラーをどうしても飛ばしたいはず。だからここは…


くろね選手「トゥボカス効果、対象はこちらのタイムルーラーとドーン。」

赤蛇「破壊されます。」


予想通り、ここまでは読めていた。

メインフェイズに巻き戻り再びコール宣言。


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赤蛇「ツァイトベルグをレフトにコール。」


くろね選手のタイムルーラー飛ばせるのは、赤蛇のタイムルーラーかツァイトベルグのどちらかのみ。そして、さっきのトゥボカスでくろね選手のタイムルーラーのソウルは1枚。残った方の2回攻撃で倒せる可能性は十分にある。

更に、ドロップにはランゲも落ちていた。クロック3で相手ターンに蘇生すればオメガランゲの効果が使えて盤面でもリソース面でもリードできる。

赤蛇「アタックフェイズ入りたい。」

くろね選手「メイン終了時、オクト。対象はツァイトベルグ。」


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忘れていた訳じゃない。

1ターン目にオクトをコールした時点で2枚目があることは薄々は気づいていた。オメガランゲを探す為とは言え、このミラーで容易にオクトをコールして捨てる訳がない。ケアを怠った訳でもない。持っていることを割りきるしかなかった。

ツァイトベルグのサイズが元に戻り、ドロップに送られる。

アタックフェイズに入り赤蛇のタイムルーラーがくろね選手のタイムルーラーの効果でデッキに戻される。


赤蛇(やっぱり強い。簡単には勝たせて貰えない)



場はソウルなしオメガ1体の絶望的状況。



でも、まだ終わってない。



そのままターンを返す。


くろね選手のタイムルーラー誘発に対抗でクロック3でランゲを蘇生。オメガの効果誘発。


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エス「やあ☺」

赤蛇(さっきのターンに引けていれば…)

更にメインフェイズに1ドローしつつドーンが復活。

その後、くろね選手のプレイしたカードに対抗でエスを使用。オメガランゲドーンに耐性が付く。

くろね選手「ランゲをレフトにコール。」

くろね選手も遂にオメガランゲを揃える。

くろね選手「クロック2宣言。」

赤蛇「対抗トゥボカスでドーンとオメガを破壊。」

2ターン目になってもデッキが回りきらないくろね選手。


くろね選手「トゥボカス捨てて3点回復。ドロップのトゥボカス効果でタイムルーラーとオメガを対象。」

赤蛇「対抗ないです。」

くろね選手「破壊で。」

赤蛇「こちら耐性あります。」

ここでトゥボカスを無駄撃ちするくろね選手らしくない凡ミス。


まだ勝負は分からない。

くろね選手そのままアタックフェイズへ。

そして、殴らずファイナルフェイズへ。


赤蛇のゲージはその時は1でした。


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アタックに対するカストラからのロストの可能性を考慮したプレイでした。


赤蛇(こんな状況でもカストラケア出来るのかよ…)


普段の時でこんなプレイイングをするのはざらにあるとは思います。自分もたまにしますし。

でも今は全国大会です。
普通の人ならさっきのトゥボカスの凡ミスで動揺してこんなプレイング出来ません。


実際にその時の手札にカストラはありました。
読み当たっていた。流石の一言です。強い。


そしてエンド時、


赤蛇「ゴッドクロック誘発。対象は手札。」

くろね選手「対抗なし。」

赤蛇「…捨てません。」


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もう手札にタイムルーラーはいなかった。

後攻で回す際に、どうしてもクロック1,3効果でボトムに置くしかなかった。


ターンが移る。


でもくろねさんが殴らなかったお陰でランゲが生き残った。

ランゲの効果が使えればまだ戦える。

山札のボトム以外に残ってるデッキのタイムルーラーを引くしかない。


赤蛇(引けない…)

更にドロソを使うが…

赤蛇(まだ引けない…)

最後のドロソ、これで引けなかったら返せない。



赤蛇、ドローした後に暫く考える。



そして暫く考えて…




赤蛇「負けました。ありがとうございました。」



届かなかった…




結果だけみればゴッドクロックミラーの先攻側が勝ってるだけのゲーム。

でも、内容としては文句なしにくろね選手の方が強かった。悔しいけど。


本当に良いファイトでした。


赤蛇「厳しいなあバディファイト…」

思わず声に出てしまう。



でも、凹んでる暇はないです。

次の試合があります。

そしてそこで勝てないと決勝トーナメントには上がれません。



★4回戦開始


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4回戦の相手は「ゆうと」選手。使用デッキはLO黒竜

くろね選手のゴッドクロックとは別の意味で後攻を取りたくない相手。


赤蛇(勝ちたい…決勝トーナメントに行きたい…)


ここで勝てなければ予選敗退、もう後がありません。


1本目は運よく先攻を取れた。

これでやっとトントンの勝負。

特に事故も起こらず、リバース2枚とオクト1枚を構えることができ、Lite of Destinyとfor the future にリバースを当てて1本目は楽に勝つことが出来た。


2本目は後攻。
初手にはリバースがあり、後攻ではあったが妨害が出来る状態。

ゆうと選手「フューチャーカードバディファイト。」

赤蛇「リバースで。」

バディの光芒アビゲールに触る為のフューチャーカードを止めることが出来た。


ゆうと選手「フューチャーカードバディファイト。」

しかし、2枚目のフューチャーカード。これは止められない。
そこからはゆうと選手のソリティアが止まることはなくそのまま1ターンでデッキ全てを削り切られた。


3戦目は先攻。
どうあがいても予選はこれが最後のファイト。
勝てば決勝トーナメント上がれる可能性ができる、負ければ予選敗退。

赤蛇(頼む…うまく回ってくれ)

デッキを回し切り、ゆうと選手にターンを渡す。

ゆうと選手のメインフェイズ前に、クロック2を使いオメガランゲの効果を使う。



最終盤面はエスで耐性の付いたオメガランゲタイムルーラー。

ゲージは6。

手札にはリバース2枚、オクト2枚。


対LO黒竜でこれ以上ないぐらいにデッキが回っている。


ゆうと選手「フューチャーカードバディファイト

2本目のフューチャーカード2連打が頭を過る。
でも止めるしかない。

赤蛇「リバースで。」

ゆうと選手「Lite of Destiny。」

赤蛇「リバースで。」

絶対に光芒アビゲールだけは使わせない。

しかしゆうと選手リバース2枚撃たれたにも関わらずまだデッキを回していく。

ゆうと選手「光芒の黒死竜アビゲールをセンターにコール。」

遂に引かれてしまった光芒アビゲール。

ゆうと選手「光芒の黒死竜 アビゲールを破壊。効果発動。」

赤蛇「オクトで無効。」

絶対に光芒アビゲールの効果をを許さない赤蛇。

ゆうと選手「光芒の黒死竜 アビゲールをコール。」

赤蛇(まだいるのか…)

ゆうと選手「光芒の黒死竜 アビゲールを破壊。効果発動。」

赤蛇「オクトで無効。」

これが最後の妨害カード。

これ以上はもう何も出来ない。

ゆうと選手の残り手札は2枚。3枚目の光芒アビゲールと自壊カードがあればもう止めることは出来ない。

ゆうと選手「尊キ犠牲。」

もうアビゲールはない様子。

ゆうと選手「尊キ犠牲。」

赤蛇(引くな!)

ゆうと選手「追撃者 アビゲールを効果コール。3枚デッキ破壊。そのままアタックフェイズ。」

赤蛇「タイムルーラー効果でデッキ下へ。」

ゆうと選手「ターン終了で。」


ターンが返ってきた。

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赤蛇「ツァイトベルグをコール。」

LO黒竜の回復したライフを詰める為に絶対に必要なカード。

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更にドロップにはクロック3で追撃出来るテイラルナもいる。

全てが噛み合っている。

赤蛇「アタックフェイズ。」

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今のゆうと選手にバーンノヴァを出せるゲージはない。

赤蛇「全員連携ファイターにアタック。」

バディブロックをケアした全員連携。
そのまま攻撃が通る。

赤蛇「ファイターにアタック。」

2度目の攻撃。

ゆうと選手「ありがとうございました。」





赤蛇「シャアッッッ!!!!!!!」

思わず叫んでしまった。


最後まで分からない試合だった。


これで予選は3-1。予選突破の最低ラインは達成できた。

あとはオポーメント次第。


ファイトを終えた後、すぐに先程の対戦相手のくろね選手の卓に向かった。

自分のオポーメントは自分の対戦相手の勝敗によって影響するからだ。

自分が向かう頃にはくろね選手の試合はもう終わってる様子だった。


赤蛇「くろねさん…結果どうでした?」



くろね選手😁✌



めっちゃ安心しました。流石過ぎる。


自分が唯一負けたくろね選手が予選全勝の為、自分が予選2位か3位なことが確定しました。


2017年に初めてファイナルに出場した時は、予選5位で決勝トーナメントには行けませんでした。


そんな過去の自分を越えられたことが何よりも嬉しかった。

そして、これでくろね選手にリベンジ出来るチャンスが生まれた。

負けたままでは終わりたくない。


★予選が全て終わり決勝トーナメント出場者の発表


1位 くろね選手 4-0

2位 赤蛇 3-1

3位 ごじも選手 3-1

4位 ずめ選手 3-1


予選は2位で突破出来ました。



でも、残念なこともありました。

ファイナルまでずっと一緒にリモートを通して練習をしていたブレイブやまざき選手が3-1の5位で惜しくも予選敗退。

一緒に決勝トーナメントに行こうとずっと言ってました。

結果発表の後、少しやまざき選手と話をしました。

ブレイブやまざき「あとは託します。」


負けられない。


20分の休憩の後、決勝トーナメントが始まりました。






と、決勝トーナメントの話に行きたいんですが長くなったのでここで一旦区切ろうと思います。


決勝トーナメント以降の話はまた次のブログで。

自分も忘れる前に書いておきたいので、次はすぐ書こうと思います。





では今回はこの辺で、最後まで読んで頂きありがとうございました。

スタドラゾディアックの全て

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こんにちは赤蛇です。


今回は、最後になるであろうスタドラゾディアックについて全部書きました。
文章を最小限にしたつもりですが15000字越えてしまいました。(申し訳ない)
量が量なので全て読むのは時間がかかると思いますが、その代わり自分が使ってる時に意識していることは本当に全部書いてます
使う人にも対面する人にも参考になれば幸いです。


まずは現在の環境からまとめてみましょう。

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この表はブレイブやまざきさん( @braveyamazaki )
に提供させて頂きました。

Tier1 超戦士 極ガルガ レヴァンティン

Tier2 ゴッドクロック 呪竜 コスモマン ゾディアック
Tiar3 電神 アトラetc.

今回の3rd環境はだいたいはこんな感じだったと思います。

ゴッドクロックは使用者が多いのでTier2に置いてますが母数の割りに入賞1人と勝ちきれない印象です。
この環境始まる前は、まだまだ強いと思ってたんですけど、超戦士に対して不利過ぎます。(オリジンブレイカー強すぎ)
同じく電神とアトラも使用者はそこそこいるんですけど、勝ちきれない印象です。
ゾディアックと呪竜は、Tiar1のデッキたちに対しても強く立ち回れることからか入賞者の人数が極ガルガ、超戦士、レヴァンティンの次点に多いです。
コスモマンも東京で優勝してから使用者は増えましたが、結局東京以外では入賞はありませんでした。それだけ難しいデッキということでしょうか。


環境についてはこの辺で、本題のゾディアックについて入っていきます。


1.スタドラゾディアックのテーマ解説

2.デッキレシピ解説

3.デッキを動かす上で必要なテクニック

4.環境デッキに対する先攻後攻の立ち回り

5.ゾディアックのここが強い&ここが弱い


主にこの点を中心に解説していきます。


1.スタドラゾディアックのテーマ解説

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永遠のライバルでゾディアックのソウルに入れたいカードを落としてそれらをゾディアックに入れ、入れたカードの能力で相手の動きを制限などして相手をコントロールし、最終的にはロストでフィニッシュするデッキです。
レストとスタンド封じをすることが出来るので多少の火力では突破することは困難でしょう。

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リバイバルバディーズでミライパレットを獲得しオーバーキルと合わせることで、ヴァニティ廻デストロイヤーでも除去することが出来ない強力な耐性を与えることができ、ロスト化されても平気で耐えます
全デッキ中でもトップクラスの防御性能です


2.デッキレシピ解説

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これは先日参加した山口北九州オフで自分が使用してるゾディアックです。

まずはメインデッキから触れていきます。

自分が構築する際に気を付けたのは安定性です
このデッキの根幹である永遠のライバルとゾディアックを引かなければ話になりません。更にゾディアックのグラビティレスト用の手札も必要なのでドローカードを多くしないとロストするまでに息切れします。
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なので、2ドロー魔法はバディポリスオーダー4、未来占星術3、スタービリーバー2で約10枚採用してます。
自分の中で2ドロー魔法は9枚か10枚だと思っていて、この枚数より削ると手札がロスト時に3,4枚ぐらいしかないことが多いので正直ロストしても弱いです。
2ドロー魔法の採用優先度はオーダー>未来占星術>スタービリーバーです
理由については後で超戦士対面の時に触れるのでここでは省略します。

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ゾディアック+フューチャーカードの合計枚数については8か7で良いと思います。6枚は引けないときほんと引けません。
自分は7枚ですが比率としてはゾディアック3フューチャーカード4にしています。「フューチャーカードはファイト中に1度しか使えないので4枚は流石に腐るのでは?」と思われるかもですけどそんなことはありません。ゾディアックのグラビティレストで手札を捨てるので2枚目以降も無駄になりません。
何よりも、フューチャーカードを撃ってゾディアックをコールした際にゲージ2が残るのですぐに未来占星術とミライパレットでドロー出来るのは大きい。ついでに、フューチャーカードの効果でゾディアックの打点を高くしやすくなります。

逆に、ゾディアック4フューチャーカード3のメリットとしては、ゾディアックを素で引きやすくなるので魔法無効を構えられていても動きやすくなります。その場合はゲージが安定しないので、未来占星術よりゲージを使わないスタービリーバーの方が採用優先度は上がります。


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竜装機の枚数ですがシャドウスキアーに星合体出来るサイズ1以下の竜装機は最低でも4枚は欲しいです。
ゾディアックが引けてない事故の時に、シャドウスキアーの能力でゾディアックを探しにいくときがあるんですが竜装機が3枚以下の場合、「シャドウスキアーはあるけどソウルに入れられるカードがない(涙)」ってことが多々あったので竜装機の枚数は種類が違えど4枚以上です。


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ドーン伯爵採用については割りと入れ得では?と思う方もいるとは思いますが、これも入れ得とも言い切れません。

だって引いたら弱いじゃん。

いくら手札に来てもグラビティレストで捨てられるとは言え、ドローまでにかなりラグがあります。

それでも自分が採用している理由は、やはりゲージから落ちた時のリターンが大きいからという点とシャドウスキアーを守れる点です。
もちろん不採用の場合も、他のドロソや竜装機やメタカードに枠を作れるのでメリットはあります。
ドーン伯爵については採用不採用のメリットとデメリットを理解した上で構築すると良いと思います。
入れ得と言う思考停止は止めましょう。


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次にロストデッキですが正直これは環境読みと構築する人の好みなのでほぼ自由枠です。
必須なのはヴァニティ廻デストロイヤーとルインぐらいですね。ルインはゾディアックXを回収して使い回せるので強い。

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ヴァニティ終もゾディアックと並ぶとほぼ負けなくなるので強力ですが制限時間内に終わらなくなる可能性と永遠のライバルからのルインで触れる点から1枚だけにしてます(終への依存ダメ絶対)


追加カード候補

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ドラゴンフォース束縛の型

移動とターン開始のスタンドを封じることが出来るので極ガルガに対しての強く立ち回れるようになります。しかし、極ガルガ対面はアザヴォアールとデブリスイーパーだけで勝てるので正直要らないです。他の対面(特にレヴァンティンと呪竜)で腐ります。

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竜装機スペアー

レスト時1枚ドロー出来ます。レヴァンティン対面でゾディアックXとロストを探しにいけます。ノイズにはなりませんがこれがあるから勝てるって訳ではないのでなくても大丈夫です。個人的には好き。

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ロイヤルティ

ゾディアックが苦手とするソリティア系に強く出れるようになります。呪竜を意識するなら3枚はいれておきたい所です。これは環境読み次第です。

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夢と真実の狭間 ReAc:ムーン

先攻ワンキル防止カード。
魔法の盾でも良いですがコスモマンの魔法無効を構えた上での先攻ワンキルを考えると魔法無効されないムーンの方が良いと思います。一応モンスターなのでfor the futureでゲージから回収出来ます。
ヴァニティ廻デストロイヤーの貫通を守れるので恩寵のような動きも出来ます。
ドロップ戻し効果も極ガルガと呪竜相手に有効です


3.デッキを動かす上で必要なテクニック

これがかなり多いです。
正直これをまとめるのが1番面倒だった(笑)


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その1 ムーンのケア

環境デッキでも良く見るムーン。
せっかく永遠のライバルでモンスターをドロップに落としても、ゾディアックに入れる前にムーンでデッキに戻されたら無駄骨です。
なので回す時は永遠のライバルを使った後、次にゾディアックをコールします。そうすれば、コストの段階でゾディアックのソウルに入るので対抗タイミングではもうドロップにいないのでムーンをケアしつつゾディアックに好きなモンスターを入れられます。
アタックフェイズにゾディアックRe:Bの効果でドロップからソウルに入れる時に特に入れたいカードが時にない時は、この効果に対して相手が対抗でムーンで対象のカードをデッキに戻す可能性を考慮して戻されて強い魔法カードやロストを選んでおくとその後デッキをシャッフルする時に、戻ったカードを引く可能性が出てくるのでドロップのカードを選ぶときは慎重に選びましょう。


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その2 シャドウスキアーを大事に

このデッキで1番のリソースです。ロストするまでは必ず生存させ続けないと手札とソウルが共に枯れるので対抗除去などで簡単に除去されないように自身の能力でソウルに1枚入れておきましょう。どうしてもゾディアックに入れたいカードが捲れてしまった場合は、後からガーベルとハインドランスをクロスナイズさせてソウルを入れれば問題ありません。


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その3 グラビティレストはアタックフェイズ以外にも使う

スタドラで使う時はゲージが増えるので、ゲージがない時にガーベルで使うゲージを対抗で増やすことが出来ます。Xなどを手札に持っていてグラビティレストを先に使っても十分守れるのであれば積極的にゲージを増やしましょう。
あとは、アザヴォアールがゾディアックのソウルにあって相手のライフが1か2の時は最初のドロー前やメイン中にグラビティレストとXで相手のカードをレストしてアザヴォアールのバーンで押し切りましょう。


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その4 ゾディアックXを重ねる時にソウルガードをする

バディファイトのルール上、「重ねる」の処理の時にも下のカードのソウルガードは使えます。そしてこの時ソウルガードは何度も使え、使っても最終的にちゃんと重ねることが出来ます。
簡単に言えばゾディアックXを出すときに土台のゾディアックのソウルから好きなカードをドロップに送れるってことです。
これを利用して、ソウルにゾディアックXがいる時に、ソウルからドロップに送ってルインで使い回しやすくできます。あとはセルフLOしそうな時はソウルのアザヴォアールをドロップに送ることでアザヴォアールの効果で1チャージせずにすみます。


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その5 ライトとレフトにモンスターを置いておく

相手にロストされた際に、メイン中相手のギルトランスに制圧されないようにライトとレフトにモンスターを置いておくことでケア出来ます。ドーン伯爵がいない場合は、ゾディアックの移動を使ってゾディアックとシャドウスキアーの2枚でライトとレフトを埋めましょう。
ただし、ゾディアックのミラーだと束縛の型で移動出来なくなる可能性があるのでミラーの時はセンターを空けないように。


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その6 ゾディアックXの使い方

ゾディアックXはゾディアックRe:Bだけでは守り切れない時に使いますが、レスト耐性と貫通(バーンノヴァなど)を持つカードがある時は貫通避けとして相手が殴って来た後に使います。
ちなみに、ゾディアックXのスタンド封じは登場時効果なので、解決後は追撃で出てくる相手のカードにもスタンド封じしますし、ゾディアックXが場を離れてもその効果はは残ります。慣れてないと忘れやすいと思うので使う方も対面する方も覚えておきましょう。


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その7 ゾディアックXはバディではない

ゾディアックはXはバディではないので、フューチャーカードで打点アップも出来ません。ミライパレットをソウルに入れることも出来ませんし、ソウルにあるミライパレットの耐性とステータスアップも得られません。
なので効果破壊が豊富なデッキ対面の状況では、ゾディアックXを温存した方が良い場面も多々あります。


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その8 ゲージ落ち確認

サーチカードはこのデッキだとフューチャーカードと永遠のライバルだけなのでこの2種を使う時はゲージに何が落ちてるか確認しておきましょう。
特にフューチャーカード→永遠のライバルって動きをする動きで、フューチャーカードを使う際ゲージ確認しておかないと永遠のライバル使用した時にゾディアックのソウルに必要なカードがゲージに落ちていた場合、初期ゲージにあるのかフューチャーカードで貯めた2ゲージの中にあるのか分かりません。4枚中ゾディアックのコストが3枚までは払えますが25%でゲージを払えずソウルに入れられません。
そう思うと恐いですよね(笑)


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その9 For the Futureのゲージ管理

ゲージの中身を見れるのでゾディアックのソウルに入れたいカード、相手に見せたくないカードの位置を確認して入れ換えられます。
ロイヤルティやムーンやロストワールドなどはあまり相手に見せたくないカードなのでゲージを払う時は避けて払いましょう。


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その10 捨てるソウルを考える

ゾディアックのソウルはこのデッキでもっとも大事な所なのでゾディアックとシャドウスキアーのソウルを抜く時はいつも1回落ち着いて考えることを意識してます。
相手のターンにソウルガードを使う時に、手札にロストワールドを持っている場合は、他にソウルがあってもガーベルを使うことも選択しに入れましょう。ルインを引いた時にガーベル回収してクロスナイズすればシャドウスキアーの効果を使うことが出来ます。


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その11 対抗タイミングを作らない

ソウルにガーベルがいる時にゾディアックXを使って盤面のシャドウスキアーとゾディアックXのレスト効果が待機してる場合はシャドウスキアー→ゾディアックXって順番で効果を解決しましょう。
ゾディアックX→シャドウスキアーの順番だとシャドウスキアーの効果に対抗魔法で追撃してくるとガーベルで無効に出来ません。「その4」の応用でソウルのアザヴォアールを抜いてから重ねてコールすればアザヴォアールの誘発も発生させないことも出来るので覚えておきましょう。


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その12 環境デッキのテンプレを覚える

まあこれは、ゾディアック問わず当たり前のことですね(笑) ゾディアック使う時は、よりこれが重要になってきます。
ゾディアックのコンセプトは永遠のライバルで相手に合わせてモンスターを落としてゾディアック入れることです。
例えば、ゾディアック側の人が相手のフラッグとバディでどんなデッキか把握出来る知識がなかったとします。

Qさて、永遠のライバルで何を落としますか?

分かりませんよね?

そうなるとこのデッキのコンセプトの崩壊です。あくまでこのデッキはメタが強いだけでデッキパワー自体はそこまで高くないですからね。ゾディアックを使う際は、環境デッキ全てに先手後手それぞれ永遠のライバルで何を落とすかはあらかじめ決めておきましょう。ゾディアックのソウルの質でゲームが決まる。


4.環境デッキに対する先攻後攻の立ち回り


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超戦士

相性7:3の有利対面

キーカード 先攻 オーバーキル、ハインドランス
      後攻 オーバーキル、アザヴォアール、ミライパレット、恩寵、ゾディアックX

先攻は、永遠のライバルでオーバーキルとハインドランスを落としてゾディアックを出せばエクストラWINです。超戦士は必殺変身とアタックしか出来なくなります。この環境でゾディアックを使う最大の強みと言えるでしょう。一応ライフ5以下にするとフューチャーカードで必殺技、つまりオリジンマントをサーチされるので先攻に5点以上与える時は注意です。ロストを引けていて次のターン確実に仕留められるのであれば5点以上与えても良いと思います。

しかし後攻は、もう盤面が作られているのでハインドランスはほぼ役に立たないと言ってもいいでしょう。後攻は永遠のライバルでオーバーキルとアザヴォアールを落としましょう。
勝ち方としては、
相手がシャドウスキアーをブレザーフリル効果で破壊しようとしてきた所を恩寵で守り、
カーディアンの能力でソウルを抜かれないようにオーバーキルをコストでソウルに入れ、
オリジンブレイカーに連パンされないようにアザヴォアールをソウルに入れ、
オリジンマント単体で殴られないようにミライパレット2枚以上入れて防御18000以上のラインを作り、
それでもオリジンブレイカー連打されても耐えられるようにゾディアックXを手札に抱えてロストする事です。

Q赤蛇さん、それって要求値高過ぎじゃないですか?

Aそうですよ

この対面だとゾディアック先攻のファイトに目がいきがちですが本当に大切なのは後攻です。
この要求値に答えるには相当ドローしないと答えられません。なので、デッキレシピの所で2ドロー魔法は9枚か10枚と書きました。ドロソを削って良い訳がないんですよ。
ミライパレットもこの対面を考えるとやはり4枚から減らせません。1枚入ってる時と2枚入ってる時とでは天と地ほどの差があります。
更に、この対面はソウルの枚数が勝敗を大きく分けます。目安としては超戦士側の先攻2ターン目のアタックフェイズでソウルの枚数が「7枚」はないと負けます。それくらい超戦士の火力は高い!
ガーベルとハインドランスは自身のクロスナイズを使ってゾディアックのソウルを増やしましょう。逆にソウルを削るアイリスライラックは出来るだけ使わないようにします。手札入れ替えの為にソウル捨てることがあまり強くない…。スタービリーバーもソウル捨てますがそれでも2ドロー出来るのは流石に強いのでスタービリーバーは使って大丈夫です。なのでソウルを捨てない未来占星術の方がスタービリーバーより偉いので採用の優先度としては高いです。
ゾディアックRe:Bの8000、永遠のライバルの10000、ミライパレットの5000でムクロ入りオリジンブレイカーの防御20000に攻撃力一応届くので覚えておきましょう。

超戦士対面はこんな感じです。ですが自分もこの対面の後攻はなかなか勝てません(笑) 勝率は4割、調子が良くて5割と言った所ですね。
練習が物を言う対面は確かなので先攻ハインドランス&オーバーキルに甘えずにひたすら練習あるのみです。


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レヴァンティン

相性9:1の超有利対面

キーカード ゾディアックX、太陽神の恩寵

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非常に有利な対面です。レヴァンティン側はゾディアックXを投げられるとレスト耐性のあるアイテム2種でしか攻撃出来ないです。更に恩寵で貫通をケアすれば絶対にターンを貰えます。
後はロストして、ヴァニティ廻デストロイヤーでその2種をドロップ送りにすればレヴァンティン側の勝ち筋がなくなります。
永遠のライバルで落とすのはドーン伯爵とガーベル、または、ドーン伯爵とスペアーです。この対面はゾディアックのソウルの内容はあまりゲームの勝敗に影響がなく、ゾディアックXに触らないとこちらが死ぬのでドロー出来るドーンを優先的に。
ちなみにガーベルの魔法無効ですが、無理にしなくても大丈夫です。何故ならレヴァンティンのデッキにゾディアックX&恩寵を越えるカードは入ってないのでいくら引かれても別に何も起こらないでこちらは焦らずゾディアックX、恩寵、ロストを集めましょう。
後攻の場合、ブレッフェンガルドが飛んでくるのでうまく手札で被っている魔法でブレッフェンガルドを吐かせて本命のドロー魔法を使いましょう。
そしてこの対面でやってはいけないことは、アザヴォアールをゾディアックのソウルに入れることです。モンスターのスタンド封じしか出来ないので役に立たないし、1チャージするせいでロストがゲージ落ちするし、レストした後に対抗タイミング作るしでデメリットしかありません。
特別ミスをしなければまあ負けることはないので、落ち着いてプレイすることを心がけましょう。


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極ガルガ

相性5:5有利不利なし

キーカード アザヴォアール、デブリスイーパー

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ターンが来れば勝てる対面…ターンが来ればね?
こちらはアザヴォアールでガルガたちのスタンド封じ、デブリスイーパーでガルカモンとガルガセイバーの対抗蘇生を封じることでガルガをほぼ完封することが出来ます。(ついでにデブリスイーパーでドロップの心技体を戻せるので忘れないように)

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それでも、イルゼガルドラや闘神の奮起などデブリスイーパーがいても追撃するカードはあるのでその場合はゾディアックXや恩寵で守りましょう。

極ガルガは攻撃をする事で手札とライフを増やすことが出来ますがゾディアック側のスタンド封じがある為、ほとんど増えません。なので先攻なら案外、ロストなくてもゾディアックだけで殴り勝てる時もある。


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ゴッドクロック

相性3:7不利対面

キーカード ミライパレット、ガーベル

この対面は、シャドウスキアーを守りきれないのでリソース管理がかなり辛いです。トゥボカスで簡単にシャドウスキアー破壊される上にタイムルーラーの能力で除去されるのが辛い。
なので、タイムルーラーにシャドウスキアーを狙われないように、あえてミライパレットはゾディアックに入れずにタイムルーラーの効果のヘイトをゾディアックに向けさせます。
ゴッドクロック視点ではゾディアックは倒したくて倒したくてしょうがないので確実にゾディアックを狙ってくれます。その効果に対抗でミライパレットを使うことでゾディアックを手札消費無しで守れます。

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しかし、ゴッドクロックにオクトを採用されていると辛いですね。ゾディアックの効果無効にされる上にシャドウスキアーの効果を無効にされるとシャドウスキアーが本来のサイズを思い出してサイズオーバーします。(悲しい)

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更にオーバーゴッド0採用型の場合こちらが先攻でも1ターンでこちらがロストに触れない場合オーバーゴッド0が間に合ってしまい、ロスト出来なくなり勝ち筋がなくなります。
辛い対面ですがせめて先攻は落としたくない所、先攻にガーベルを2枚とロストを構えて動けなくなることお祈りです。


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コスモマン

相性?

キーカード ゾディアックX、デブリスイーパー、太陽神の恩寵

実は自分コスモマンと対戦したことないのでここの相性正直分かりません(申し訳ない)
多分コスモマンが微有利だとは思います。先攻ワンキルも出来ますしゾディアック側はアザヴォアールではコスモマンを縛れないので高打点貫通でずっと圧をかけてきます。

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シャドウスキアーをコール無効されることもこちらのリソースが伸びないのでかなりキツい。

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コスモマンはアタックフェイズに追加で変身出来ることが非常に強力。ゾディアックXでスタンド封じしないとあっという間にゾディアックがぶっ飛びます。
ゾディアック側はデブリスイーパーでドロップからのモンスターの展開を止められるので、そこでリソースを伸ばされないようにゾディアックXで耐えてロストに繋げましょう。


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呪竜

相性4:6不利対面

キーカード 先攻 ガーベル、ハインドランス、ミライパレット、ロイヤルティ
      後攻 ターン来ない

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ハインドランスを使うことで呪竜の強力な必殺技を封じることが出来るのでフラッグ下のカウントを稼ぎ辛く出来ます。

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ハインドランスを剥がす為にゲイルの破壊効果でゾディアックを狙われますがミライパレットを入れておくことでケアすることが出来ます。更にガーベルとロイヤルティがあれば呪竜はほとんど動けないでしょう。
後はロストしてヴァニティ終を出せさえすれば負け筋がなくなります。
後攻は、手札の太陽神の恩寵を眺めてゲームが終わります。ロイヤルティがあってもゾディアックに後攻ワンキル出来る火力なんてないのでどう足掻いても勝てません。割り切りましょう。

先攻妨害をうまく構えられれば勝てる対面ですが少しでも妨害が甘いと後攻からでも捲るデッキパワーは呪竜にはあるので正直1番相手にしたくないです。デッキも呪竜用に寄せないといけないし。


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スタドラゾディアック

相性なし

キーカード オーバーキル、ミライパレット、ヴァニティ廻デストロイヤー、ギルトランス

ミラーで意識することはロストに対していかに受けを用意するかとレスト耐性。

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相手のロストに対してはオーバーキルとミライパレットを揃えることでロストのカードでも除去することが困難になります。一応ヴァニティ刻Re:Bを使えばかなり倒しやすくなりますがゾディアックXで避けることは出来ます。
ゾディアックは堅すぎて1ターンで倒すことはロストしても困難なので、まずはライトとレフトをギルトランスで制圧し、相手にこちらの盤面を返されないようにしつつ、後はレスト耐性のあるヴァニティ廻デストロイヤーとミライパレット入りゾディアックを中心にライフを詰めにいきます。

ちなみに制限時間25分では絶対に終わりません。予選の場合どちらかのプレイヤーが投了するしかないです。



5.ゾディアックのここが強い&ここが弱い


ゾディアックのここが強いその1 圧倒的な防御性能と強力な耐性

グラビティレストとアザヴォアールによるスタンド封じ、そしてその上でゾディアックXによる2段構えのレストこれを純粋に攻撃だけで越えるデッキはなかなかありません。
更にミライパレット&オーバーキルによるほぼ完全耐性、これによりロストデッキを十二分に受け切ることが可能です。


ゾディアックのここが強いその2 永遠のライバルによる対応力

先攻で永遠のライバルとゾディアックに触れることが出来ればあらゆるデッキに対応出来ます。
極論、先攻は永遠のライバルとゾディアックがあれば絶対に勝てます。正確には負けないです。
先攻で相手のライフを削り切ってないって所だけ見ると優しく見えるかもですけど、ゾディアックのソウル次第でゾディアックを越えられず詰むことが割りとあります。


ゾディアックのここが強いその3 ロイヤルティに強い

基本的にシャドウスキアーとゾディアックとサイズ0竜装機しかコールしないのでロイヤルティが刺さらないです。
オーバーキルでソウルも捨てられなくなるのでロイヤルティのダメージ軽減以外両方腐ります。


ゾディアックのここが強いその4 対戦相手の圧倒的経験不足

今このブログを読んでる人に質問です。

あなたは今まで何回スタドラゾディアックと対戦したことがありますか?

自分は大会で対戦する時、よくテキスト確認されます(笑)
つまり「初見殺し」が強みなんですよね。相手にこちらの情報がないということはそれだけでこちらに有利に働きます。
ただ最近は、大会で結果を残して注目されているので以前よりは、少し初見殺ししにくくなってるとは思います。
あとこのブログを読んでるということはもう初見ではないですね(笑)
頑張ってゾディアックを倒してください。


と、強みはこれくらいですね。
続いては弱みです。

好きなデッキだからって忖度はしません。
強い所は強い。弱い所は弱いです。
ちゃんと弱い所も全部書きます。


ゾディアックのここが弱いその1 先攻ワンキルに弱い

ゾディアックが立てば、あらゆるデッキに対応して勝てます。
しかし、コールする前にファイトを終わらされるとどうしようもありません。
基本的にゾディアックが使える更地で使える防御札は太陽神の恩寵のみ(デッキ次第でロイヤルやムーンは入る)です。他のデッキは恩寵ブロックを受け札として採用してる性質上バディブロックも先攻ワンキル防止カードとして機能します。
しかし、それらが入らないゾディアックはその他のデッキよりワンキルされやすいと言えます。バディブロックに頼らないゾディアックだからこその弱みと言えます。
なので、呪竜のソリティアやガルガとコスモマンのワンキルに対してほぼ無力です。


ゾディアックのここが弱いその2 火力不足

ゾディアックが1ターンで出せる最高ダメージは
ゾディアック(3点+永遠のライバル1点+フューチャーカード2点)×2回攻撃+シャドウスキアー1点+ドーン伯爵1点=14点

バディファイト最終環境で14点ですよ!?
舐めてやがる。

その為にロストをフィニッシャーにしていますが、逆にいえばロストが引けないまたはドロソを抱えられずにロストした時は本当に弱い。
だからこそドロー出来るカードは重要です。


ゾディアックのここが弱いその3 永遠のライバルに依存し過ぎ

永遠のライバルとゾディアックを揃えられたら確かに強いです。ですが本当に都合良く毎試合揃うでしょうか?いえ、そんなことはありません。
特に永遠のライバルはサーチできるカードもないので引くしかありません。だいたい引けますがやはり引けない時もあります。
それがもし超戦士対面でハインドランスを入れられなかったら?
引けていたとしても魔法無効をされたら?
コンセプトを支える強すぎるカード故にデッキ全体が永遠のライバルに依存してしまっているのでそれが使えない状況では苦しい展開になります。

これらの強みと弱みを理解した上で使うことをオススメします。


解説は以上です。ここまで読んだ方お疲れ様です。長かったですよね(笑)

まとめると、

ワンキルやソリティアに対しては苦手だが環境デッキに対してのメタが強力な対ビート用の防御デッキ

と言ったところです。

環境デッキが極ガルガ、レヴァンティン、超戦士とビート系が多いのでそれが環境としての立ち位置を良くしています。


ゾディアック結構色々考えないといけないんですよね(笑)
でもこれはゾディアックに限った話ではなくて、超戦士の殴り方やガルガのドロップとゲージ管理やレヴァンティンの装備変更など他のデッキも考えることは多いです。
つまり練習するしかないです。いくらカードゲームと言う最高の運ゲーとは言え、練習以上のものは大会では発揮されません。

今の自分には、このゾディアックというデッキのパワーを最高に高めることしか出来ませんが、その分他人よりはやって来たつもりです。
「それぞれのプレイヤーがそれぞれのベストを尽くす」それしかないんです。


最後は少し話が外れましたがこの辺で終わろうと思います。
来年のWGPはバディファイト公式としては最後の大会です。時間は限られていますが、やれることをやっていきましょう。


ゾディアックについては以上です。ありがとうございました。






おまけ

※ここからは赤蛇が最近個人的に思ってること&自分語りを書くのでデッキ解説とは全く関係ありません。あと多少口が悪くなるので見たくない人はブラウザバック推奨












バディファイトは来年のWGPで大会イベントは終了ですね。やはり悲しいです。

そんなWGPに関してTwitterを通して自分が思っていることがあるんですけど…



それは、



WGPに出場する際の使用デッキ」についてです。

分かりやすく言えば「大会に勝つ為デッキを選ぶ」か「自分の好きなテーマデッキ」を使うかです。たまにこの話題で盛り上がってるのをTwitterで見かけます。

「出来る大会が限られてるからこそ、その限られた中で良い結果を出したい」って人と「出来る大会が限られてるからこそ、少しでも好きなデッキを長く使いたい」人の差ですね。

今まで基本的には前者の方が大会ではよく優勝、入賞するですが、今回の大会では遠征もできず、人数が少ない場所もあったので後者の方も優勝、入賞してる印象です。

そりゃあ前者の人からすれば「俺の方がもっと環境を考えて練習してるのに、何であんなデッキで勝つんだ!」「人数の少ないレベルの低い地域で勝ち上がってるのが許せない!」ってなります。実際自分もそう思うことはあります。

そう…ただの嫉妬です。自分だって嫉妬ぐらいしますよ。人間だもの。

恐らくですが、バディファイトサービス終了と言うどこにもぶつけられない莫大なストレスでこうしたことでも反発してしまうんだと思います。
多かれ少なかれ、ほとんどのバディファイターはこのストレスを抱えてるとは思います。


ここからは、自分が最近実際に体験したエピソードです。


自分はバディファイトの全てのデッキの中でゾディアックというデッキがこの上なく好きです。
ですが今回のWGP3rdステージが始まるまで、始めはゾディアックを使うつもりは全くありませんでした。割りと周りからは、多分ゾディアックを使うんだろうなと思われてましたけど(笑)

何故なら、自分は「ゾディアックを使うこと」が好きなんじゃなくて「ゾディアックで勝つこと」が好きだったんですよね。
なので負けてるゾディアックを見るのは大嫌いです。

「大会には負けたけど最後までこのデッキで戦えたから悔いはないです。」ってフレーズよくありますけど、自分は大嫌いです。「自分の負け」をそのデッキを使って正当化してるみたいで気持ち悪くて仕方ないです。「自分の負け」は他の誰でもない全て自分自身の責任です。
やっぱり自分は、好きだからこそ勝つべくして勝たせたいんですよ。たまに大会が終わった後で「好きなデッキ使ったけどやっぱり別のデッキ握れば良かったかなー」みたいなものを見ましたけど、恥ずかしくないのか?プライドはないのか?と思います。

だから主観でゾディアックを使わないように1度使用候補からは外しました。
「勝てない戦いに相棒は連れて行きたくはありません。」

そうして、他のデッキを調整してる中で環境デッキを理解してある程度回せるようになりました。

しかし、調整中の段階でデッキに納得がいかずに行き詰まってしまいました。その時に、改めてもう一度ゾディアックを触ってみることにしました。

すると、どうでしょうか。他のデッキよりも安定感があり勝率も以前より良くなってました。
なぜなら、他のデッキを知ることで、より他のデッキに対してどう動いたら有効かが以前より少しだけ分かるようになっていたからです。

ここで初めて客観的に考えてゾディアックを使おうと思いました。
ここからは本当にこのデッキは強いと思って調整すことが出来ました。


そして、自分が出場した岡山3rd当日

結果は、


1竜牙 先攻ワンキル負け

2シード この次点でオポーメントが絶望的

3ゾディアックミラー 時間切れの為投了


惨敗です。

その日の運が良かったと言えば嘘になりますが、それにしても酷い。
この日は、多分人生で1番悔しい思いをしました。自分が情けな過ぎて初めて悔し泣きしました。
やっぱり「好きなデッキを使ったので悔いはありません」ってフレーズは大嫌いです。どんなデッキを使っても悔しいものは悔しい。なんなら、ゾディアックで負けた時の方が自分は悔しいです。

しかし、そんな中でも良かったことも1つあります。

それは、

心の底から「デッキ選択を間違っていた」とは感じなかったことです。

これはちゃんとデッキを客観的に選択したからだと思います。終わった後で「別のデッキを使えば勝っていた」とは全く思わなかったです。
もし、「好きだから」って理由だけで使っていたら自分も同じように「他のデッキ使えば勝ってたかも」などと思ってたかもしれません。


まあそうは言っても負けたことに変わりはありません。
あまりに辛すぎて1回バディファイトから少しだけ距離を置きました。机の上に置いてあるゾディアックのデッキ見るだけで本当に嫌な気分になりました。バディファイト以外の何をやってるときもやる気が出ず、何となくボーと生活してました。

そんな時、少し前から気になっていた山口北九州合同オフの参加を決めました。

自分としては何かきっかけが欲しかったんですよね。
恐らく、このまま来年のWGPを迎えてもきっと今のままでは勝てないと思ってました。

そうして、望んだイベント当日。

使用デッキはやはりゾディアック。
正直、自信は微塵もありませんでした。岡山3rdのことを引きずっていたので、まあワンキルされずに何試合かファイト出来れば良いなぐらいの軽い気持ちでした。

結果はと言うと…



まさかの優勝(笑)



その日の運にも恵まれ、ゾディアックも相手のデッキに対して刺さりが良く、予選から決勝まで1度もマッチを落とすことなく優勝しました。
この瞬間は本当に嬉しかったです。散々デッキ選択ついては考えていましたが、この瞬間だけは純粋にこのデッキを選んで良かったと思いました。
やはり相棒だなと思えた瞬間です。


このエピソードを聞いてどう感じましたか?


大会で勝つことはそれだけ大変です。
その日の運の気まぐれで、その日までの練習の時間も虚しく、あっけなく、負けたりすることももちろんあります。それが日本一をかけた大会ならなおのことそうでしょう。
それでも自分が大会に挑むのは、やはり勝ったときの達成感が他のものには決して変えることが出来ないから、そして何より、きっとバディファイトが心の底から好きでしょうがないんです。


あなたはなぜそのデッキを使っているのですか?

好きだから、勝ちたいから、楽しいから、慣れているからなど色々あると思います。

もし大会で、そのデッキで本当に勝てると思って使っているのであれば、それはきっとあなたにしかない強みです。その上で勝利した時の喜びは、きっとその方にとって一生のものになると思います。

「うるさい、俺は誰がなんと言おうとこのデッキを使うんだ」って人もいると思いますがそれも良いと思います。
個人的に理解はできませんが、それはもうその人の個性なのでその信念は貫いて欲しいです。多分その人にとっては、勝ち負けが全てではないんだと思います。ただ勝てないことを周りや運のせいにはするなよ。ダセェから。

環境デッキを練習してその中から1番強いと思う環境デッキを使って大会に挑む人の方がずっとカッコいいです。


人それぞれで大会に出るデッキも目的も違います。
それが他人に理解されないこと、逆に自分が理解できないことも往々にしてあると思います。

でも、それを気にする必要は全くありません。


結局、大切なのは「自分自身のやりたいことを理解してそれを貫く心構え」なんです。


それさえ出来ていれば何も迷うことはありません。
これはカードゲーム問わず他のことでも言えると思います。


もしかしたら、大会で自分とは分かり合えない考えの方と当たることがあるかもしれません。しかし、別にその対戦相手のことを無理に理解する必要はありません。
分かり合えないものは分かり合えない。


ただ必要なのは、その対戦相手をリスペクトしてそのファイトに真剣に取り組み、ファイトが終わった後に「ありがとうございました。」と言う。それだけで良いんです。


どうだったでしょうか?
1度、何故あなたが今バディファイトをやっているかを考えてみてはどうでしょうか?
何か見えているものが変わるかもしれません。


どうあがいても、恐らく次が最後の大会です。
是非、悔いのない選択をしてください。


解説ブログのはずでしたが最後はかなり自分語りしてしまいましたね(笑)
何かの参考になれば幸いです。



今回はここで終わろうと思います。最後までお付き合い頂きありがとうございました。

ではでは。
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バディファイト3rdステージ環境予想

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こんにちは赤蛇です
今回は自分なりのバディファイト3rdステージの環境予想をしていきたいと思います(一個人の意見なので参考程度にね)

先日限界突破カードが発表されたのでまずはそこから入りましょうか

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1枚目はギガハウリングクラッシャー
全てのフラッグで使用不能になりました

このカードはドラゴンワールドの主に極ガルガや五角によく採用され先攻ワンキルに使用されるカードでした
今のドラゴンワールドではアイテムとバディの打撃力の合計を10以上にすることが容易かつ、使用条件に相手のライフの残数も関係ない為この必殺技のみで相手のライフを10削れることが以前から問題視されてました
限界突破の理由としては今回のフューチャーカードが打撃アップと必殺技サーチが出来るのでより先攻ワンキル率が上がったの要因だと思われます

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続いて2枚目と3枚目
必殺アビゲール2種がヒーローワールドで使用不能になりました
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このカードたちは2ndステージで大暴れしたLOゼータ、LO超戦士に採用されてました
ギミックとしてはリバイバルオリジンブレイカーの中にアビゲール+自身をバウンス出来る必殺モンスターを入れることでオリジンブレイカーを使い回してアビゲールの能力で相手のデッキを破壊すると言うものです
このオリジンブレイカーが何故か対抗コールを持っているので必殺コールを1度しか出来ないはずの超戦士軸でも問答無用でLO狙って来ます
本当はターン終了時に対抗コールすることで色々出来るんですがターン終了時の処理は少し難しいのでここでは割愛します
限界突破の要因としては1度にデッキ破壊する枚数が多い点と後攻も強い点ですかね
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最近はLO黒竜対面などのメタとしてよくプロミスオブレインボーが採用されてたんですがターンプレイヤーから誘発の処理を行う為、デッキの後半にデッキから落ちても機能しないんですよね
最低でも1度目のオリジンブレイカーのコールの時に落ちないとほぼ死にます
後攻も強い点は無効化耐性があるためタイムのオクトなどで無効にされないのでタイム相手に後攻取ってもしっかりLOを狙えます
言ってませんでしたがアビゲールの効果でバーンが入るので先攻だとついでにライフも消えます(意味が分かりません)

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最後はカウンターシュート
スタドラで使用不可になりました

このカードはクレセールアトラで主に採用…というかコンセプトカードです
今回のカードの中で個人的に1番可哀想だと思います
使い方としてはアトラとシャイニングパニッシャーなどの必殺技で先攻ワンキルを狙う
そして対抗で防がれた場合はエクストラターンを得て複数攻撃で確実に倒す
こんな感じです

限界突破の理由としては今までは必殺技2種類集めるなんてデッキを歪ませるので確実に狙うのは難しかったです
ですがフューチャーカードの登場でギガハウリングと同じく必殺技をサーチ出来るようになってしまった為構築次第で簡単に揃えられるようになってしまいました

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マジでフューチャーカードが全部悪いんじゃないかな(汗)
打撃アップと必殺技サーチマジで要らなかったです


ここまで紹介しましたが全て先攻ワンキルデッキですが他の先攻ワンキルとは違う共通点があります

それはゴッドクロックを先攻で倒せることです

ゴッドクロックはクロックⅡとクロックⅢの性質上先攻ワンキルに対して強くなるようにデザインされています
そうなると今度はゴッドクロックに強いデッキたちが評価されます
しかしそれらのデッキに先攻ワンキルを防ぐ手段がなければワンキルデッキの評価も上がります
そうやって環境のメタが回り始めてデッキ選択の幅が広がっていきます
しかしこれらのワンキルは先攻でゴッドクロックを倒せてしまう為ゴッドクロックをあえて使用するメリットが少なくなってしまいそのメタが回りにくくなってしまいます
そうなると極論「じゃんけんに勝ってより確実に先攻ワンキルした方が勝つゲーム」になってしまいます
なのでこれらのデッキを規制は良かったとは思います
アトラについては可哀想過ぎるので先攻エクストラターン禁止のルール変更で手を打って欲しかったですね
カウンターシュート自体はめちゃくちゃ良いカードだったからかなりもったいないなと思います


長くなりましたがここから本編次期環境候補を出していきます


1.ゴッドクロック
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さっきから話題に出していたゴッドクロック
このデッキなくして環境は語れません
リバイバルバディーズではフューチャーカードぐらいしか強化はありませんでしたが元々自力が強い
何よりクロックⅡ、クロックⅢのお陰で様々なほとんどの先攻ワンキルに対応出来ますからね
今でも先攻オメガで盤面を固めて、オクト、トゥボカス、魔法無効を構えるのは強力
ロストとオーバーゴッド0と2つのフィニッシャーがあり勝ち筋も豊富です
他のデッキはこのゴッドクロックにある程度戦えることが環境で戦う最低条件です

2.超戦士
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LO型が規制されましたがこのデッキも土台がしっかりしてて強い
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リバイバルバディーズで幸せの太陽とオリジンブレイカーの強力なドロソとフィニッシャーを貰いました
あとフューチャーカードが来たのでバディにすればオリジンマントをサーチ出来るようになり初動でオリジンマントに触れるカードが増えました
ファイナルフェイズに回すデッキなので相手には常に防御の練度が求められます
超戦士のモンスターは強力なものが多く幅も広いので様々なデッキに対応出来ます
そんなモンスターたちをまとめてコール出来るオリジンブレイカーは本当に強い 対抗でコール出来るので「必殺コールはターンに1度しか出来ない」の制約に囚われず盤面を展開出来ます
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一応運ですがメンジョーを使った理不尽先攻ワンキルも出来ます
死なないようにメンジョーはかせに媚を売っておくと良いかもしれません

3.極ガルガ
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ギガハウリングを限界突破にぶちこんだ問題児
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ギガハウリングが限界突破しましたがガルガンチュアクラッシャーで相変わらず先攻ワンキル出来ます
フューチャーカードで必殺技はサーチ出来るので安定した先攻ワンキルを狙えます
しかしギガハウリングと違ってゴッドクロックを先攻で倒せないのでここの点で環境の立ち位置がどこまで変わるかは楽しみです
ワンキル以外にも強力なバフ、対抗コールとディオガルドラのランデスなどの強みはあるので構築次第でまだまだ戦えそうです

4.LO黒竜
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リバイバルバディーズで新たなアビゲールとアビゲールサーチを獲得
2ndではLO超戦士、LOゼータの影に隠れて印象が薄いですがこのデッキも回れば1ターンで相手のデッキを削りきるぐらいのデッキパワーはあります
ゴッドクロックを先攻ワンキル出来る貴重なデッキですね
ただプロミスオブレインボーで対策はほとんどのデッキでできてしまうのでそこが難点、後攻取った時に相手に妨害を構えられると回しきれない点も少し気になる

5.呪竜
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黒竜と同じようなソリティア系のエクストラWINデッキ
黒竜と同じくゲイルをサーチ可能に!
逆天アビゲールが規制されて1ターンでエクストラWINは難しくなりましたがフューチャーカードでバディにすればバーノヴァをサーチ出来るようになりました
アトラのアステリズムエフェクトが辛かったのでそのアトラが環境から消えるので少し追い風ですね

6.レヴァンティン
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リバイバルバディーズで新しいレヴァンティンと多数の強化が来ました
新しいレヴァンティンはバディにするだけでアイテムを何枚でも装備できるようになりタイムルーラーやヴァニティにレヴァンティンを除去されても残りのアイテムが場に残るようになったのがやはり大きいです
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デュランダルは耐性だけでなく全スタンドが可能に、友情のパズルは新しいレヴァンティンの逆天殺がドロップから装備するので手札を整えつつドロップにアイテムを落とせるのは強い もちろんルークなどの捨てられた時効果をもつカードを捨てても強いのでかなり友情のパズルのバリューは高い
ディザスターパレスはスタンド効果はもちろん連携攻撃封じが強力で単体攻撃を無効に出来るクラウソラスと相性が良い
他にもルーク、バディブロック、ムーン、恩寵、無名鉄刀など防御カードのバリエーションがあるのでセンターにモンスターはいませんが受けが非常に固いです


この6つのデッキは3rd大会で使う方はそれなりにいるかなとは思ってます
次にこのデッキたちの環境の評価を考えていきます


LO黒竜はプロミスオブレインボーと言う明確なメタカードがあるのでとても対策されやすいのでCです あとは単純にデッキを増やせばある程度LO対策出来ます(デッキを増やせばその分事故率が上がりやすいので一概に増やせば良いって訳ではないですけどね)
後攻も弱いデッキなので評価としてはCです


その点呪竜はプロミスオブレインボーでは止まらないので黒竜よりは評価高いと思います
ですが黒竜と同じく後攻がキツい こればかりはどうしようもないなので黒竜の1つ上の評価Bです


極ガルガはワンキル性能が下がったのもそうですが強みの1つであるランデスがフューチャーカードの登場で以前より全てのデッキがランデスに対して強くなってしまいました(いやこのフューチャーカード強すぎだろ)
そうはいっても火力自体はトップクラスで後攻もちゃんと強いデッキです
評価としてはA寄りのBです


超戦士はドロソ、耐性、攻撃性能、防御性能、戦術の幅、どれも非常に高い良いデッキだと思います
安定感があるので連戦する大きな大会ではそこが強みになるでしょう 評価Aです


ゴッドクロックは評価Sです
なんの文句もない常に環境の中心にいる最強デッキ


ですがもう1つSランク付けたデッキがあります
それは…レヴァンティンです
レヴァンティンは自分の中でイチオシですね
何故かと言うと環境に非常に合ってると思ってます

1.モンスターを使わない
モンスターをコールしないデッキなのでそこが強みになります(対呪竜などを意識して採用したロイヤルティやゴッドクロックのオクトなどが腐るぞ)

2.場のカードが多い
シンプルな強みです
ゴッドクロックのクロノスぺリオに対して強い点が大きいです クロック側はレヴァンティンに対しての受けを考えないと受けきるのは難しいかもです

この2点はレヴァンティンにしかない強みですね


評価不明のデッキたち
ここからのデッキは赤蛇にあまり知識のないなどの理由で評価を付けられてないデッキです
もしかしたらこれらのデッキに詳しい人だと案外戦えるデッキになるのかもしれません


1.次元竜
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よく「上手い人が作る次元竜は強い」ってことをよく聞く構築難易度の高いデッキだと思います
ロスト化に特化したデッキでありドラゴンワールド最強モンスターのディスターブドラゴンも採用出来ます
ですが環境にいるであろう超戦士はディスターブを殴ってからドローカードを使えるのでそこが刺さるか少し怪しいです
防御はラウドヴォイスか恩寵ブロックのどちらかとは思うんですが超戦士にはデバフを無効にするムーンと対抗不可のランペイジがいるので受けが成立するか怪しい…
強いけど環境の立ち位置は分からないって印象なので評価不明

2.メダロット
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全てのキャラがソウル3枚というスペック+ハードネステンによる高いステータスが強み
コラボのデッキの中では頭1つ抜けています
ですが発売から半年が経過し他のデッキは強化されている中一切強化されていないのでカードパワーの面で劣っていないかが気になる
ゴッドクロックや超戦士のオリジンブレイカーなどのカードパワーに勝ててるかは怪しい

3.五角
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リバイバルバディーズでかなりの強化を貰いました
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1番大きいのはリバイバルドラムのドロップ送りの能力だと思います
今までは破壊耐性のある相手には無力でしたがロストせずにそういったカードを除去出来るようになったのは大きな進歩
先攻ではひたすら相手のリソースを狩り尽くす強力なコントロールの動きや蒼弓ドラムで打点10で先攻ワンキルを狙うことも出来ます
耐性が少ないゴッドクロックとは良いコントロール勝負はしそうなんですけどどうなんだろう?少し詰めきれないって感じがします
更に恩寵を撃たれたカードは流石に除去出来ません その点がどこまで五角にとって辛いか自分は分からないので評価不明です

4.先攻ワンキルデッキ
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フューチャーカードを利用した先攻ワンキルに寄せたデッキたち
今はほぼ全てのフラッグで先攻ワンキル自体は出来るとは思います
3rdステージにも必ず何人かはいるでしょう
でも正直な感想は「後攻とった時どうすんの?」です
何試合するかは分かりませんが全試合じゃんけんに勝つなんてことは不可能に近いですからね
「勝ち残りはしないが初戦に当たるかもしれない地雷デッキ」ぐらいの認識で良いとは思います
しっかり恩寵、ムーン、リカバリーベールなどを入れて対策するもよし、割りきるもよし、ここは個性が出る所だと思います


まとめると

S ゴッドクロック レヴァンティン
A 超戦士
B 呪竜 極ガルガ
C 黒竜

etc.

って感じで自分は予想してます
あくまで予想ですし、違ったデッキが勝ち残る可能性も十分あります
広い視野をもって大会に望みましょう



最後に

今回の3rdの大会が参加するバディファイトの大会の最後になる方も多いと思います
なのでこれを読んでいる方の悔いの残らないようなデッキ選択と練習が出来ることそして良い結果を出せることを祈っています
自分自身、赤蛇も悔いが残らないように全力でファイトしようと思います
まだ自分のバディファイトを終わらせたくない
絶対勝ちたいです


長くなりましたがこの辺で終わろうと思います
最後まで読んで頂きありがとうございます

バディファイトRe:B小説 第3話「親友対決 友牙vsランマ」

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第3話
「親友対決 友牙vsランマ」

第2話→https://akahebi.hatenablog.com/entry/2020/07/05/114247


相棒学園ファイトステージ

SSSカップ第1試合の対戦カードが発表され、ファイトステージには2名のファイターが向かい合っていた。
「いよいよSSSカップ1回戦第1試合です。まずは出場選手のご紹介!」
友牙は会場のスポットライトに照らされ、観客の視線が友牙に集まる。
「神の力を持つモンスター『ドラゴッド』の使い手であり人呼んで『遊びの神』!未門 友牙選手ー!バディは『ガルガンチュアドラゴン』!」
友牙の紹介が終わるとランマも友牙と同じようにスポットライトで照らされた。
「喪われた世界『ロストワールド』の使い手!加古川 ランマ選手ー!バディは『ヴァニティ・骸・デストロイヤー』!そして、なんと2人は『友TUBE』という動画サイトにて『RanGaちゃんねる』として一緒動画を投稿している『友チューバー』仲間とのこと!初っぱなから親友対決だー!」
2名のファイターの紹介で観客のボルテージが上がっていく。
しかし、ボルテージが上がっているのは観客だけではない。
「1回戦の相手がまさかランマとは思わなかったぜ。」
「オレもビックリだぜぃ。変なじいちゃんに連れてこられたと思ったらこんな大会に参加することになるし。…でも、お陰で友牙とまたこうやってファイト出来るのは感謝しないとな。」
2人はお互いの再会をしみじみと噛み締めていた。
そして観客席から2人への声援が飛んできた。
「2人共ー!ナイスファイトを期待してるぞ!」
「全力ファイトだゾ。」
「友牙。ランマ。ボクらは君たち2人共応援しているよ。」
「2人共、ファイトですよー。」
それは観客席で2人のファイトを待ちわびるスバルとマサトたちのものだった。
「みんなー!応援ありがとう!このファイト全力で楽しむぜ。」
「オレもこのファイト、手加減なしの全力ファイトだぜぃ。」
ファイトの前から2人の気持ちは熱く燃え上がっていた。

そんな2人をスバルとマサトは見守る。
「それにしてもあの実況…友牙の母ちゃんだっけ?未来から来た友牙たちのことよく知っているよな。」
「ああ。あれはボクが彼女に渡した情報だ。」
「え?」
「『RanGaちゃんねる』はもっと多くの人に知られるべきだ。例えそれが過去であろうと例外はない。…それにしても、もう少し『RanGaちゃんねる』についてもう少し触れても良いのではないか?やはり最初に動画を紹介するのが…」
「そ、そうだなスバル。」
「スバル…。」
マサトとクロスはスバルの発言に少し困ってしまった。
「お、そろそろ始まるみたいだゾ。」
アギトは2人に気を使ってか、3人の意識をファイトステージに戻した。

スバル達の声援を受け取った友牙は、ガルガに耳打ちするように小さな声で話した。
「それにしてもガルガ、母さんが実況しながらファイトする流石になんかやりにくいな。」
「何を言う。我らはいつも通りファイトをすれば良いだけであろう。変に緊張する必要もあるまい。」
「そうは言うけどさあ…。」
「では両者ともファイトの準備をお願いします。」
そんな友牙に構わずファイトの準備が進められる。
パル子に指示され、友牙は赤いコアデッキケースを取り出した。
(ぶんぶくの師匠から貰ったコアデッキケース…確かルミナイズすれば持ち主によって形を変えるって言ってたっけ?どういう意味だろう?)
友牙がそんなことを考えていると突然友牙のコアデッキケースが光り始めた。
「うわっ!?」
友牙のコアデッキケースは、瞬く間にその形状をヘッドホンのような形に変わった。
「これが…オレのコアガジェット?」
「では、両者ルミナイズしちゃって下さい!」
(よし、やってみるか。)

「世界を繋ぐ闘いの神、ここに降臨!ルミナイズ、『シン・神ドラ』!」

友牙と同じようにランマもコアデッキケースを取り出した。そしてランマのコアデッキケースは黒い髑髏(どくろ)の形に姿を変える。

「喪われし次元の扉を開け!ルミナイズ、『ディメンジョンゲート』!」

「「バディーファイッ!オープン・ザ・フラッグ!」」

「ドラゴンワールド!」

「ドラゴンワールド!」

「おや?ファイト開始したにも関わらず、ランマ選手のバディが見当たりません。それに事前情報ではランマ選手はロストワールドの使い手のはず…これは一体どういうことだー!?」
困惑しているパル子の実況にランマは答える。
「まあ焦るなって。オレ様のカッコ良いバディはファイトが始まればすぐに見せてやるさ!」
ランマはそう言うと友牙の方に向き直った。
「さあ、友牙!お前の先攻だぜぃ。どっからでもかかって来いよ!」
ランマは友牙に対して指で挑発した。
「遠慮はしないぜランマ!オレのターンからだ。ドロー!」
ランマの挑発を受け、友牙のドローで2人のファイトの口火が切られた。
…はずだった。

ブーーーーーーーー!

突然友牙のコアガジェットから大きな音が発せられた。
「え!!?何だ!オレのコアガジェットが急に!?」
突然のことで驚きを隠せない様子の友牙。しかしランマは驚く様子もなく、むしろ呆れている様子だった。
「友牙…。お前大会が始まった時の説明を聞かなかったのか?」
「せ…説明?」
ランマの言葉を聞いてもピンと来ていない様子の友牙にパル子が近寄った。
「友牙選手、まさか私が開会式の時に説明した今回の大会のルールについて聞いていなかったんですか?」
「えーと、その…あははは。」
「はあ、では改めて今回の大会の説明をしたいと思います。今回の大会では時代を越えたファイター同士のファイト、それによってファイトのルールもそれぞれの時代によって少しずつ異なります。そこで今回の大会ではそれらを統一する為に、独自のルールを設けます。」
「独自のルール?」
「『先攻のファイターの1ターン目の始めはチャージ&ドローのみ行えます。』」
「チャージ&ドローのみ…あ。」
友牙のコアガジェットが突然鳴ったのは故障等ではなく、友牙が始めにカードを引こうとしたことが原因だった。
「友牙選手、ちゃんと人の話を聞かないとダメですよ。」
「はい…ごめんなさい。」
パル子に注意をされ、申し訳なさそうな表情の友牙。
その様子を見ていたガルガは思わず笑ってしまう。
「ガルガ、何笑ってるんだよ。」
「いや、何、なんでもない。」
「何だよそれ。」
友牙を注意したパル子はステージの中央に戻りファイトの進行を進める。
「では友牙選手、気を取り直してチャージ&ドローからお願いします。」
パル子にそう言われた友牙は、一端呼吸を整えた。
「全くお前という奴は…。準備は良いか?」
「…よし、もう大丈夫。いくぜ、ガルガ。」
「心得た!」
トラブルはあったが、やっと2人はファイトの体勢に入った。

「オレのターン、チャージ&ドロー!」
友牙は力強くカードを引いた。
「装備、《両光剣 ガルジリアンソード》。レフトに《ガルキャット》をコール。」
「やってやるキャット。」
「頼りにしてるぜ。ガルキャットの効果で1ゲージプラス1ドロー。そして《神・ガルガンチュア・ドラゴン“Re:B"》をライトにバディコール!」
友牙の指示で飛び出したガルガはその姿を変えライト登場した。
「我が剣の前に敵は無し!!」
【友牙ライフ・10→9→10】
「ガルジリアンソードの効果発動!ゲージ1を払い、デッキからガルガンチュアを含むモンスターをドロップゾーンに置く。よしガルガ、ランマにアタックだ!」
「心得た!うおおおお!」
友牙の指示を受けたガルガがランマに攻撃を叩き込んだ。
「くっ!」
【ランマライフ・10→7】
「やるな友牙。でもオレも最初から全力で行かせて貰うぜぃ。ファイナルフェイズ!」
ランマのファイナルフェイズ宣言に友牙とガルガは大きく動揺した。
「オレのターンにファイナルフェイズ宣言だって!?」
「ランマの奴、何をする気だ!?」
ランマは手札から1枚のカードを大きく掲げた。
「キャスト、《D・ゼニス》!オレは手札の次元竜2枚を捨て、デッキから《ロストワールド》を手札に加える。」
「まさか!?」
「そのまさかだ。オーバー・ザ・フラッグ!ロストワールド!!」
ランマのその宣言と共にランマの姿が全身黒で統一されたマント姿に変わった。
そしてランマの上空では黒い穴が生まれ、無数の黒いカードたちが落ちてきた。そして、その黒いカードたちはランマの手に集まり1つの黒いデッキとなった。
「虚無次元の扉が開き、凶乱魔竜が咆哮する!デッキチェンジ!『ロスト・ヴァニティ・ディメンジョン』!!」
ランマがデッキチェンジするとランマの後ろに今まで姿を見せていなかったランマのバディである黒いドラゴン、デストロイヤーがその姿を現す。
「凶乱魔竜 ヴァニティ・骸・デストロイヤー!」
「なななんと!ランマ選手が使用するロストワールドとはファイトの途中で自らデッキを入れ換えるカードだったー!」
「いきなり必殺技使ったと思ったら1ターンからロストワールドなんてすげぇなランマ。」
「言っただろ?最初から全力で行くって。」
「そうだったな。あと言おうと思ってたんだけど…その変な格好結構気に入ってる?」
友牙の質問に顔を赤くしながらランマは答えた。
「変な格好って言うな!これはオレ様の勝負服だぜ。ロストワールドを使うならやっぱりコレじゃないとな。」
「へへ、そっちの格好も結構似合ってるぜ。じゃあこれでオレのターンは以上。」

「じゃあオレのターンだな。ドロー、チャージ&ドロー。センターに《次元竜アゴニア》をコール、キャスト、《D・サクション》。アゴニアを破壊して2枚ドローそしてライフを回復。」
【ランマライフ・7→8】
「そして、アゴニアの能力で手札の次元竜を捨てデッキの上から4枚を見る。その中から2枚を手札に加え、残りはゲージへ。」
「ランマ選手、強力なドローコンボで手札を増やした!そして、ランマ選手の手札は全て黒いロストワールドのカードになったー!ここから一体どのようなカードが飛び出すか注目です!」
「じゃあ早速見せてやるぜライトに《イーラゲート・デルシヲン》、センターに《アプリスト・ドラミス》をコール!」
ランマの場に2体の黒いモンスターが現れた。
「ガルガ、センターに移動だ!」
ランマの攻撃に備え、友牙はガルガの移動でセンターを固めた。
「『神G・EVO 』発動!」
「このタイミングで『神G・EVO』だって!?」
「『神・ガルガンチュア・ドラゴン“Re:B”』は好きな時にドロップゾーンから『神G・EVO』できるんだ。チェンジ!」
『神G・EVO』によってガルガがその姿を変える。
「神・ガルガンチュア・ドラゴン“モード・デュアル”ゥ!!!」
「そうか。さっきのターンにガルガをドロップゾーンに置いていたのは、この為だったのか。」
「我の効果は『G・EVO』で登場した時、相手のカードを2枚破壊し、2枚ドローする!」
ガルガがランマのモンスター達に迫り、その剣を振るった。
「第一斬!!」
イーラゲート・デルシヲン破壊!
「第二斬!!」
アプリスト・ドラミス破壊!
「良いぞガルガ、これでランマのモンスターは全滅だ!」
新たなガルガの能力によってランマは全てのモンスターを失ってしまった。
「甘いぜ友牙。《アプリスト・ドラミス》の効果発動。破壊された時、デッキの上3枚の中からモンスターを好きな数、ノーコストでコール出来る。」
ランマはデッキから3枚のカードをめくった。
「ライトにもう1度《イーラゲート・デルシヲン》、レフトに《アゴニアギル・デルヒバラム》。そしてもう1枚…」
ランマが自身のバディを呼ぶ。
「さあ、震えろ、怯えろ、絶望しろ。《凶乱魔竜 ヴァニティ・骸・デストロイヤー》をセンターにバディコール!」
【ランマライフ・8→9】
ランマの場に再びモンスターが並び立つ。
「ガルガよ。このファイト、勝利は我らが頂く。」
「デストロイヤーよ。それは我を倒してから言うんだな。」
「無論、そのつもりだ。」
「デストロイヤー、ガルガにアタックだ。」
「その望み叶えてやろう。」
デストロイヤーが中へ舞い上がり、ガルガに攻撃を仕掛ける。
「『次元の扉・序』。我の能力で場のカード1枚をドロップゾーンへ送る。喰らうがいいガルガ。」
デストロイヤーから放たれた攻撃がガルガを襲う。
「…何?」
しかしデストロイヤーから攻撃を受けたはずのガルガは全くの無傷だった。
「ガルジリアンソードの効果だ。ガルガがいる限り、オレの場の神竜族は相手の効果で破壊されず、場も離れない。」
「流石友牙。デストロイヤーの対策も万全ってことか。だけどデストロイヤーの攻撃はまだ続いてるぜ。」
デストロイヤーから再び攻撃が放たれガルガは破壊される。
「ぬッ!ソウルガード。」
しかし、ガルガは自らのソウルを使い、場に留まった。
アゴニアギル・デルヒバラム、ガルガを攻撃だ。」
「グォォーーー!」
「貫通!」
【友牙ライフ・10→7】
「くッ!まだだッ!」
ガルガはソウルを使い再び場に残ったが、ガルガは全てのソウルを使いきってしまった。
「我に反撃あり!」
ガルガも負けずに剣を振るい、ランマのモンスターを返り討ちにした。
「破壊されたデルヒバラムの効果でライフをプラス3だ。」
【ランマライフ・9→12】
「続けてイーラゲート・デルシヲンでガルガを攻撃。効果で1ドロー。」
「グォォーーー!」
イーラゲートの鋭い爪が再びガルガを襲う。
「ぐはッ!」
「ガルガ!」
攻撃受けたガルガは破壊されてしまった。
「続けて友牙に攻撃だ!」
「くッ!」
【友牙ライフ・7→5】
「3回攻撃!」
「うわぁ!!」
【友牙ライフ・5→3】
「ランマ選手!1度友牙選手にモンスターを全滅させられましたが、そこからの猛攻で友牙選手を追い詰め、友牙選手の残りはたった3!これは1回戦は早くも決着か!?」
「デストロイヤー、友牙にアタック!」
「その望み叶えてやろう。」
デストロイヤーが友牙に迫る。
「『次元の扉・序』。未門友牙のアイテムをドロップへ送る。」
デストロイヤーがそう言うと友牙が持っていたアイテムが友牙の手から消えた。
「くッ!」
「この攻撃が通ればランマ選手の勝利だー!」
「させない。キャスト、《ドラゴンシールド 青竜の盾》!攻撃を無効にしてゲージ1プラス。」
友牙のドラゴンシールドでデストロイヤーの攻撃は弾かれた。
「お前なら持ってると思ったぜ。オレはこれでターン終了だ。」
1ターン目からロストカードを巧みに使うランマ。そんなランマの猛攻をなんとか耐えた友牙は、次のターン反撃に出る。


続く

バディファイトRe:B小説 第2話「ついに開幕 SSSカップ」

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第2話
「ついに開幕 SSSカップ

第1話→https://akahebi.hatenablog.com/entry/2020/06/22/131755


観客で埋まった相棒学園ファイトステージに1人の少女の声が響き渡る。
「『史上最強最高ファイター決定戦』略して『SSSカップ』。本日ここ相棒学園で遂に開幕です!申し遅れました。実況は私、『バディファイト界の一輪の花』菜々菜パル子がお送りします!」
その一声で会場にいる観客たちから歓声が上がる。
「今回の大会は、なななんと!時空を越えて集まった最強ファイターたちで計8人で真の1番を決めちゃう大会!全てのファイトが名勝負になること間違いなしです!まもなく開会式が始まります…が、その前に一旦コマーシャル。チャンネルはそのまま!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

SSSカップ開会式が始まるの数時間前

相棒学園は今、SSSカップの開催に合わせて色々な催し物をして行っている。牙王と友牙たちはそれらを回りながら開会式までの時間を潰していた。
「おい、バッツー。いくらなんでもたこ焼き買いすぎじゃねぇか?」
「うるせぇ牙王。俺様が何を買おうが俺様の勝手だ!」
「牙王、アニキは今日のことをとても楽しみにしてたですん。今日の為にたくさん働いて貯金してたのボク、知ってるですん。」
「ち、ちびパンダ!余計なことを言うんじゃねェ。」
そう言うとバッツは頬を赤らめた。
「それにしても旨そうな物が色々あるなあ。友牙は何か食べたい物あるか?」
「ん~そうだな。あ…だったらオレ、ピザ食べたい。」
「ピザか。屋台でピザを出してる所ってあったかな~?」
牙王は少し考えていると近くの屋台から牙王達を呼ぶ声がした。
「おお!牙王じゃないかぁ!」
「海道!お前も来てくれてたんだな!」
声をかけたのは、牙王と腕を競い合ったこともあるエンシェントワールドの使い手 海道大だった。
「お前ら腹が減っとるじゃろ?ほれ今朝釣ってきたばかりの魚を使ったワシ特製のシーフードピザじゃ!これを食って大会に向けて力を蓄えるんじゃ。」
そう言うと海道は皿から溢れんばかりのトッピングをしているピザを牙王と友牙に差し出した。
「すげー!こんなピザ今まで見たことないぜ!」
海道が作ったピザの迫力に友牙は驚きを隠せなかった。
「ん?牙王、そいつらは…?」
「あー紹介するぜ海道。こいつは未門友牙。未来から来た俺の息子だ。」
「そうかそうか!ハハハハハ!」
海道の問いに牙王が答えると納得したように笑った。
「未来から来たファイターの噂はワシの耳にも入っとるぞ!そうかお前らじゃったか。ワシは今日精一杯2人のことを応援しとるから2人とも頑張るんじゃぞ!」
「海道は選手じゃないのか?」
「残念じゃがワシの所には師匠からの招待状は来なかったからのー。」
「海道の所に招待状が来てないとなるといったいどんな奴が出るんだろうな。」
「そんなこと気にしてもしょうがないじゃろう。それよりも出場出来ないワシらの分まで大会を楽しんでくれ。」
「分かったぜ。じゃあ俺達が海道の分まで全力でファイトしてくるぜ。」
「大会が楽しみじゃのー。祭りじゃ祭りじゃー!SSSカップ祭りじゃー!」
そんな話をしばらくしたあと牙王と友牙は海道の店を後にした。

牙王と友牙たちは海道から貰ったピザを食べる為に近くにあったテーブルに皆で席を囲んだ。
「にしても、友牙が来た驚いたよな。師匠が俺の息子を未来から連れてくるなんて思いも知らなかったぜ。今でもまだ信じられないぜ。」
「オレだってそうだよ。オレもまさかオレと同じぐらいの頃の父さんと会えるとは思わなかったよ。」
「違いねぇ。でもその『父さん』ってやつ未だに慣れないんだよなあ。」
牙王は少し恥ずかしがりながらそう言った。
「でもオレにとっては父さんは『父さん』だしなあ…。」
2人がそんな話をしていたが、ピザが待ちきれないバッツは2人の会話を遮る。
「おい、テメェら何呑気に喋ってんだ。食わねぇなら俺様が全部食っちまうぞ!」
「早く食べないとせっかくのピザが冷めちゃうですん。」
「友牙よ。我らも冷める前に早く頂くとしよう。」
バッツだけでなくちびパンダとガルガも、もう待ちきれない様子だ。
「おー悪い悪い。じゃさっそく頂こうぜ。」

「「「せーの、いただきまーす。」」」

30分後、海道から貰った特製ピザを牙王たちは見事完食した。丁度そのタイミングで大会のアナウンスが相棒学園に響き渡る。
『まもなくSSSカップ開会式が行われます!出場選手と観客の方は相棒学園ファイトステージに集まっちゃって下さい!』
そのアナウンスが終わると会場に向かう為、友牙は立ち上がった。
「大会が始まるみたいだよ父さん。オレたちもそろそろ会場に向かわないと…。」
「…悪い友牙。俺はちょっと寄る所があるから、友牙たちだけで会場には行っててくれ。」
「寄る所?」
「大会が始まるまでには会場に行くから心配すんな。」
「分かった。じゃあ会場で待ってるよ父さん。」
「ああ、会場でな。」
2人は手を振り友牙はファイトステージへ、牙王は会場ではない別の場所へ向かった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「お待たせしました!では『SSSカップ』開会式を始めちゃいたいと思います。では早速、主催者のこの方に挨拶して貰いましょう!」
パル子がそう言うとファイトステージの中央にライトアップでぶんぶくの姿が照らし出された。
「レディ~ス&ジェントルメ~ン。ぶんぶく主催『SSSカップ』の開催じゃーーー!」
ぶんぶくの開会宣言で観客たちから大きな歓声が上がった。
「では私の方から今回の大会のルールを説明しちゃいたいと思います!今回はの大会は・・・」
友牙とガルガはその様子を控え室から見ていた。
「いよいよだなガルガ。オレ、今から誰とファイト出来るか楽しみでしょうがないぜ。」
「うむ。対戦相手は直前にならなければ分からぬらしいからな。友牙よ、いつでもファイト出来るように準備しておくのだぞ。」
「分かったぜ。ガルガ。そう言えば父さんはちゃんと会場に着いたかなあ?」
「心配するなとは言っていたから大丈夫であろう。」
「だと良いんだけど…。お、さっそく1回戦の対戦者の発表みたいだ。」
ステージ上のぶんぶくの前にくじ引きの箱が置かれていた。
「ではこの中からカードを取り出し、対戦カードを決めていくぞい!」
そう言うとぶんぶくは箱からカードを取り出した。
「ふむ、1回戦第1試合1人目は…未門友牙!」
控え室の友牙は思わず立ち上がった。
「いきなりオレ達か!テンション上がって来たな!」
「そうだな友牙。だが相手が誰であろうと油断せぬようにな。」
「そうだ。オレの対戦相手は…」
ぶんぶくは2枚目のカードをくじ引きから引いた。
「ほう、これは面白い組み合わせじゃのう。2人目は…」
友牙とガルガの2人に緊張が走る。

加古川ランマじゃ!」


続く

バディファイトRe:B小説 第1話「集まれ最強ファイター SSSカップ始動」

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第1話
「集まれ最強ファイター SSSカップ始動」


相棒学園屋上

「ファイナルフェイズ!キャスト、神ガルガンチュアパニッシャー!」
「僕の負けだ。友牙、また腕を上げたんじゃないか?」
「いや、スバルだって強くなってるぜ。オレ、途中で負けるちゃうかと思っちゃったぜ。」
「よっシェア!友牙、スバル。2人ともナイスファイトだったぞ!」
友牙、スバル、マサトは3人でファイトを楽しんでいた。3人は昼休みの間、いつもここでファイトしている。
「やっぱりみんなとファイトするのは楽しいな。でもオレ、もっと、もっとたくさんのファイターとバディファイトしたいな。」
「そうだね。多くのファイトは僕たちにとって必ず有益な時間になるだろう。」
「でも友牙、最近はでかい大会は特にないからそれは難しいかもしれないな。」
「えー、そうなのか!?せっかくこんなにファイトしたいのに…」
友牙たちがそう話していると1人の老人が声をかけて来た。
「おー、そこのこわっぱ達、何やら楽しそうな話をしておるのう。」
友牙たちはその声の老人へ視線を向けた。その容姿は、顔にはサングラス、口にはパイプのようなもの、足にはサンダル、手には釣竿という何とも斬新なアイテムの組み合わせだ。特に特長的なのは、薄いシャツの胸の部分に大きく書いてある友と言う文字だろう。
「え、じいちゃん誰?相棒学園の先生?」
「いや、この学校にこのような老人の教師はこの学園にはいないはずだ。」
「俺も部活の助っ人で色んな顧問の先生はよく見てるが、こんな人は見たことないぜ。」
3人ともその老人のことは知らない様子だった。老人はそのまま友牙たちに近づいて来た。
「ワシか?ワシはの…

グゥ~~~~

「今、ちょ~腹が減っとるんじゃ!」
その老人の言動に3人は思わずこけそうになった。
「アハハ…じゃあオレのクッキーあげるよ。丁度午前の調理実習で作ったんだ。」
「おー!」
そう言って友牙がクッキーを差し出すと、老人は物凄い勢いで1枚だけ手に取り、どこからともなく包丁を取り出した。そして物凄い勢いでクッキーを切り始めた。
「じいちゃん何してるんだ?」
友牙が質問すると老人はクッキーの一切れを摘まんだ。
「朝、昼、晩、これを一切れずつ食べれば1ヶ月は持つ。」
「いや、持たないよ!」
「これぞ、倹約の極意じゃ。」
そういうと老人はその一切れを口に放り込んだ。
「いや~、助かったぞ~。何せ3日も何も食べてなかったからの~。そういえばこわっぱ達、さっきは何やら大会等と話しておったが…こわっぱ達はバディファイターなのか?」
「そうだぜ。オレ達バディファイトやってたんだ。…あっ、そうだせっかくだからじいちゃんにオレ達のバディを紹介するよ。」
友牙がそういうとガルガ、クロス、アギトがSDの姿で友牙達の隣に現れた。
「紹介するぜじいちゃん。こっちは…
「ガルガンチュア・ドラゴンじゃろ。」
「え?」
「そしてお主は未門友牙。ワシが知っておるのはお前たちだけじゃないぞ。そっちのツンツン頭は、星詠スバル。そしてそのバディ、クロス・アストルギア。そっちのバンダナは陸王マサト。そしてそのバディアギト。」
老人は友牙が名乗る前に友牙達の名前を次々と言っていった。そんな如何にも怪しい老人にガルガが問う。
「ご老人、何故に我らの名前を名乗る前から知っていた?それにその隙のなさ…、只者ではないな。」
「どういうことだガルガ?オレにはこのじいちゃんは普通に立ってるだけに見えるけど…。」
「友牙、お前達には分からぬだろうが武の道を極めた我には分かる。このご老人は隙だらけのように見えて、お前達と会ってから一瞬も隙がない。」
そんなガルガの真剣な問いにはぐらかすかのように老人は答えた。
「ワシはそんな大した者じゃないわ。そういえばワシの名を問われて答えてなかったの~。ワシの名はぶんぶくじゃ。皆からは師匠と呼ばれとる。今日はお前たちにこれを渡す為に来たんじゃ。」
自分の名をぶんぶくと名乗った老人は、友牙、スバル、マサトに1通ずつ封筒を渡した。
「なんだこれ?」
「何やら招待状のようだが?」
「おい、2人とも裏に何か書いてあるぞ。これは…大会の名前か?『ぶんぶく主催 SSSカップ』?」
「そうじゃ、『SSSカップ』と言うのはじゃな…
「そこからは、ボクが説明するポコーーー!」
ぶんぶくがそこまで口にするとぶんぶくの髪の毛から小さいタヌキのようなモンスターが現れ、言葉を遮った。
「これ!でかタヌキ!せっかくのワシの仕事を取るでない!」
「さっきから見てたけどポコ!師匠の話し方は回りくどいから全然話が進まないポコ!」
「ガーーン。」
デカたぬきと呼ばれたモンスターに鋭く指摘されぶんぶくはその場にうずくまってしまった。
「コホンポコ。ボクの名前はデカたぬき。師匠に変わってボクが『SSSカップ』の説明をするポコ。」
「デカたぬきって名前の割にはそこまで大きくないような…なんか可愛いな。」
「可愛いじゃないポコ!」
名前と容姿の違いを指摘した友牙をでかタヌキは力強く否定した。
「ごめんって。それでその『SSSカップ』って何なんだよ。」
反省を示した様子の友牙を見てデカたぬきは話を進めた。
「まあ良いポコ。では本題に入るポコ。『SSSカップ』と言うのは『史上最強最高ファイター決定戦』、時空を越えて本来出会わないはずの最強ファイター達で真の最強で最高なファイターを決める凄い大会なんだポコ!」
「時空を越える?それでは我らが未来にでも行くような言い方ではないか?」
「惜しいポコ。みんながこれから向かうのは過去だポコ。そこにはその時代の最強ファイターたちがみんなを待ってるポコ。そしてここにいる『未門 友牙』、『星詠 スバル』、『陸王 マサト』、君たちはこの時代の最強ファイター代表に選ばれたポコ。」
「え、オレ達がこの時代の代表ってこと?」
「正確にはもう1人いるんだけど…まあそれは大会が始まれば分かることだポコ。だいたいの説明はこんな所で後の細かいことは行ってから説明するポコ。3人とも当然来るポコね?」
「ああ!当然行くに決まって…もごッ!?」
そこまで友牙が口にした所でスバルとマサトが友牙の口を塞いでデカたぬきとぶんぶくから少し離れた場所に移動した。
「ぷはッ!2人とも何するだよ。」
「友牙、まさかあの2人の言う話を信じる気じゃないだろうね?」
「スバルの言う通りです。こう言っては何ですが…あの2人は怪し過ぎます。」
「俺もスバルたちと同じだ。突然あんな話をされてすぐ信じろって方が難しいだろう。」
「自分もそう思うゾ。第一、過去に行くってことホントに出来るのか?」
スバル、クロス、マサト、アギトの反応は当然の反応だ。突然過去にこれから向かうと言われてすぐに信じられる人間はそうはいない。
「でもオレは、あの2人は悪い人には見えないし嘘を言ってるようにも見えないけどなあ。」
そんな様子をデカたぬきは眺めていた。
「いったい何の話をしてるポコ?」
「なんじゃ、まだ話終わっとらんかったのか。」
先程まで凹んでいたぶんぶくはすっかり立ち直っていた。
「それが説明を終えた後あんな風に話し込んでしまったんだポコ。」
「全くしょうがないこわっぱ達じゃのう。仕方ない。」
そう言うとぶんぶくは友牙達の方へ近づき、合図をするかのように両手を鳴らした。
すると友牙達の近くに黒いゲートのような物が現れた。
「おりゃーーーー!」
ゲートが現れた瞬間ぶんぶくは友牙達をゲートに蹴り込んだ。
「「「うわああああーーー!」」」
そして友牙たちはそのゲートに飲み込まれて消えてしまった。
「師匠!いくらなんでもやり方が強引過ぎるポコ!」
「ワシのやり方が回りくどいと言ったのはお主の方じゃろ。」
「確かに言ったけどポコ…。」
「それにここでいくら考えるより見せた方が早いじゃろう。」
「全く、…後で怒られても知らないポコよ。」
「じゃあ、ワシらも向かおうかのう。」
そう言うとぶんぶくとデカたぬきもゲートに入って行った。そして、2人がゲートを潜るとゲートは屋上から姿を消した。

ーーーーーーーーーーーーー

「ん、う~ん…。あれオレ寝てたのか?」
目を覚ました友牙は起き上がり辺りを見回した。
「お、やっと目を覚ましおったか。」
目を覚ました友牙に声をかけたのはぶんぶくだった。
「まあ、無理もないのう。初めてゲート使用した際はほとんどの者は意識を失ってしまうからのう。」
「えっと…確かオレ達が話してる時、ぶんぶくのじいちゃんに黒いモヤみたいな物に押し込まれたんだよな。あ、そうだ!みんなは!?」
友牙は辺りを見回した。周りには気を失っているガルガ、スバル、クロス、マサト、アギトの姿があった。
「おい、ガルガ。起きろって。」
友牙はガルガの身体を揺らして起こした。
「ん、友牙か…。」
ガルガはすぐに目を覚まし、辺りを見回した。
「友牙よ。本当にここは過去の世界なのか?」
「そのはずなんだけど…。」
2人は違和感を覚えた。いや、正確には違和感が全くなかった。友牙達の周りはゲートを潜る前と景色が全く変わっていなかった。
しばらく話をしているとスバル達も目を覚まし出した。
「スバル、大丈夫ですか?」
「ああ、平気だよ。クロス。」
「アギト、怪我はないか?」
「自分はで何ともないゾ。マサト。」
全員が目を覚ました所でぶんぶくは友牙達に話を始めた。
「よし、全員目を覚ましたようじゃの。少し強引に連れてきたがその方がお前たちも理解するのが早いと思ってのうすまんすまん。さて、ここはお前たちの時代からだいたい20年程前の相棒学園じゃ。」
「ここが、20年前の相棒学園?オレ達がいた時と何も変わってないような…。」
「まあ時期に分かるわい。まあまずは、この時代について知って貰わんとのう。お前たちに会わせたい奴がおるんじゃが…そろそろ来る頃かのう。」
「会わせたい奴?」
そんな話をしていると屋上の入り口の方から話し声が聞こえてきた。
「全くジジイの奴、この俺様にわざわざ屋上まで来いとは良い度胸だな。」
「まあそう言うなってバッツ、でも師匠が俺達を呼ぶ理由ってなんだろうな?」
「ケッ!俺様の知ったことじゃねェ!」
「ボクも全く知らないですん。でももしかしたら、前に師匠が言ってた『SSSカップ』に関係した話かも知れないですん。」
「あれ?師匠以外にも誰か屋上にいるみたいだぜ。」
屋上のドアが開き声の主が姿を現した。
「おお、待っておったぞ。こっちじゃ。こっち。」
その人物は友牙達の方へ歩いてきた。その隣には牛のような角を持った黒いモンスターとパンダのような白黒柄のモンスターがいた。
「お主らに会わせたい奴と言うのはこやつじゃ。ほれ、自己紹介してくれんかのう。」
「分かったぜ。師匠。」
そう言うとその人物は友牙達の前へ出た。
「俺の名前は、未門 牙王!太陽番長だ!よろしくな。」

「えええぇぇ!!?父さん!!!!????」


続く

第2話→https://akahebi.hatenablog.com/entry/2020/07/05/114247

バディアゲインvol.3で強化されたスタドラゾディアック

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こんにちは赤蛇です( ´∀`)

バディアゲイン3のデッキ楽しんでますか!?
大人牙王たちの雷陽を始めとした、黒葬、PSクレセール、バディポリスジャックとメインキャラたちの新しいデッキが収録でどれも面白いですよね
他にも霊撃、竜騎士、ネイキッド、コスモドラグーンと今までまともに強化が貰えなかったテーマにも強化来ました!

個人的にはコスモドラグーン面白いと思うんですよね
デッキ操作するテーマなので玄人向けでやればやるほど上手くなるテーマな上汎用ドロソ以外は安い!



と、面白いデッキが多い今回のバディアゲインで僕が組んだデッキなんですけど…


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ゾディアック!!!(またお前か!)

僕の相棒です!紹介せずにはいられない!!

今回のパックでゾディアックの構築が根本から変わるとんでもないカード来たんですよ
それが…

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永遠のライバル

デッキから好きなモンスターを落とせる…つまり最初にコールするゾディアックのソウルに好きな竜装機などを入れられるってことです!
革命的過ぎる…
今までにもスペースエレベーターなどでドロップにモンスターは落とせましたがドロソが弱かったのでそこに手札を使うとまともに回りませんでした(T_T)
しかし永遠のライバルにはドロー効果があるので手札消費しない!しかも2枚も落とせる!
ガーベルアンカーも2枚落とせるから魔法無効を2枚構えるのも朝飯前だ!
さらにサイズ3のステータス上昇でゾディアックもサポートしてくれる!!!
相性良すぎて思わず涙した

でもゾディアック強化はこれだけではありません
他にもトンデモカードがたくさんあるので紹介していきます

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For the future

ジャックは基本コールしないのでゲージから回収出来るのはモンスターのみですがそれでも偉い!
ゾディアックの最大の防御カードはゾディアックX…つまりモンスターカードなので回収可能です
他にもゾディアックRe:B、シャドウスキアーや後で紹介するサーチレムナントも拾えるのはとても強い
何かをデッキからサーチしたあとに使えばゲージにどんなモンスターがいるか分かるのでサーチするときはゲージ落ちしてるカードを覚えておこう!

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バディポリスオーダー

タスク長官の新しいドローカード

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長官…未来占星術ってカード知ってますか?
ゾディアックの今までのメインドローカードのほぼ上位互換です
ゲージを払わなくて良いのはそうなんですがこの魔法ネオドラゴンなら何でもいいのでシャドウスキアーなどを出すだけで使えます
なのでゾディアックがいなくてもこのカードでゾディアックを引き込むことが可能になりました(パチパチ)
このカードのお陰でゾディアックの手札不足が解消されたと言っても過言ではない

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サーチレムナント

ゾディアックのコールコストを軽減しつつアイテムをサーチ出来ます

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コストを軽減する効果は以前からスターレムナントがいました
しかし圧倒的に違う点はこれ!

2体出せる

当たり前と言えば当たり前何ですがこれが大切なんです!
2体出せば軽減コストも2、つまりゾディアックをゲージ1で出せます
これのお陰で相手に先攻でゲージ全てをランデスされてもゾディアックをコールしやすくなりました!
やっとディオガルドラに泣かされること無くなりそうです
しかもサーチ効果にターン1は無いので2体出しても手札は減りません(偉い!)

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スター&ブレイブ

スタドラ、ヒーローの新デュアルアイテム
後ろから殴れてバトル終了時ネオドラゴンがいるなら1枚引けます(ゲインとバーンはオマケ)
ここでもゾディアックの手札の不足を解消してくれています
更にコストで最大ソウル2枚を入れられます(ここ重要)
このソウルはアイリスライラックとスタービリーバーのコストとして使えます
以前まではせっかくゾディアックのソウルに強いカードを入れたのにそれを捨てないとドロー魔法が使えないのが難点でしたがそれもかなり改善されてます

新カードでゾディアックに使えるカードはこれくらいです
後はジャック専用だったりゾディアックと少し噛み合わないカードですね


次は自分が今組んでるスタドラゾディアックを紹介していきます

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まずゾディアックRe:Bの枚数ですがゾディアックをサーチ出来るインスペクターを抜いて4枚のみにしています
今回のドロソのお陰でこの枚数でも十分ゾディアックは引けます

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一応永遠のライバルでゾディアックを落としてフューチャーイーターで回収の流れもあるので覚えておくと得です
永遠のライバルはこのデッキの核なので4枚そしてそこから好きなモンスターを落とせるのでソウルに入れる用のモンスターはガーベルを除いて1枚ずつにしてます

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For the futureは強いと言いましたがそれでもやはりモンスターしか回収出来ないので1枚
比較対象としてはアイリスライラックを挙げますがやはり1番の違いはロストワールドを加えられるかどうか…
ゾディアックのフィニッシュは変わらずロストデッキに依存していますなのでそこに触れるアイリスライラックの方が優先度高いです
でもやっぱりFor the futureも強いです!1枚しか入れてませんがその1枚がかなり仕事してくれます

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そして最近どのデッキにも入っている恩寵はゾディアックにも4枚です
ゾディアックの強みの1つはレストとスタンド封じによる攻撃に対しての圧倒的硬さ
しかし効果ダメージに対しては全く対策がありません
そこを恩寵の効果ダメージを受けない効果で弱点をカバー
今までの敗因はレスト耐性を持った貫通攻撃や先にロストされてからのヴァニティ零ブレイザーだったのでもうそんな悲しい思いはしなくて済みます
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そして除去耐性はダストレムナントを出して得ていましたがそれも恩寵1枚で解決してます
ダストレムナントも1枚ぐらい採用もありですけどサーチレムナント、シャドウスキアー、フューチャーイーターがいてコールするスペースが無いので今は除去耐性は恩寵頼りにしてます


逆に不採用になったカードたち

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アザヴォアール

伝説バディ大集結からレジェンド、スタドラ通してずっと採用していたカードでしたがついに抜けました(お疲れ様です)
理由はドローが強くなって手札にゾディアックXを簡単に加えられるようになってそのゾディアックXでスタンド封じすれば良いってことになったので抜けました
あとスタンド封じがモンスターだけなんですよね
今回のアトラはアイテムもスタンド封じしないとアイテムに連パンされてしまうのでモンスターしかスタンド封じ出来ないアザヴォアールは使いにくいです

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インスペクター

上で言った通りこのサーチ無くてもゾディアックは出ます
入れて1だと思います

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ロイヤルティ

環境的に刺さる刺さらない以外にゾディアックには必要なカードでした
ゾディアックの苦手とするグラビティレストしたあとの追加コールを止めてくれるめっちゃ偉いカード!
でもそんな大切なカードが何で抜けたんだ?
理由は恩寵の存在です
恩寵の効果ダメージを受けない効果により追加コールされてもソウルガードで受けても貫通が効かなくなりました
そしてゾディアックXのスタンド封じでゾディアックを攻撃で倒すのはかなり困難
なのでそこまでロイヤルティで追加コールを警戒する必要がないです
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それにドロップからの追加コールだけならデブリスィーパーもいますしね
永遠のライバルで落とそう


次に最近のトレンドカードを紹介します

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相手のファイナルフェイズを完全に止めます
巷で強いと噂の超戦士相手に先攻でゾディアックに入れるだけでほぼ勝ちのぶっ刺さりカード
他にも今回のパックのテーマだとアトラの必殺技、黒葬の必殺技、ジャックの必殺コールなど必殺技や必殺コールに依存しているテーマにはコンセプト否定レベルで刺さるので1枚入れておくだけでかなり強いですね
一応恩寵無くてもヴァニティ零ブレイザーをケア出来る貴重なカードだぞ!


最後にスタドラゾディアックのまとめ

1.手札を増やしてグラビティレスト用の手札や防御カードのゾディアックXを引く

2.相手に合わせたメタカードを永遠のライバルでドロップに落とす

3.ガーベルの魔法無効とメタカードとゾディアックのレスト&スタンド封じで相手に身動きを取れないようにする

4.ロストしてゾディアックとロストモンスターで相手を縛りながらライフを削る

だいたいこんな感じですね
相手に合わせて戦うので環境が動けばまた別の竜装機と入れ換えます
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アーティライガーとかも前まで使ってたのでまた採用はしてみたいです

あと5月発売のパックに収録される「ドラグアームズ・ピット」ってカードがゾディアックと相性がかなり良いので4枚は持っておきたいです
ソウルの量が今の倍ぐらいになるかものトンデモカードなので今から楽しみです(笑)
他にもジャックに向けた強化の中でゾディアックでも使えそうだったらまた強化していきます!


では今回はこの辺で終わろうと思います
また次のブログで!