赤蛇のWGP2021春ファイナル 予選4回戦編

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こんにちは、赤蛇です。


もう書くことはないかなと思っていた1年ぶりのブログです。

久しぶりでなんか緊張します(笑)

少し長いですし、所々伝わりにくい部分もあるかもですけど、出来るだけ伝えられるように頑張ります👊



先日バディファイトWGP 2021春全国大会に
参加してきました。

恥ずかしながら、そこで3位に入賞することが出来ました。今まで頑張ってきて本当に良かったです。

今回はバディファイトWGP2021春全国大会で自分が経験したことを書こうかなと思います。


今回のブログはファイナルのファイトの内容についてかなり触れるんですが、緊張していたので記憶が曖昧で記憶違いがあるかもしれないのでそこは多目に見て下さいm(_ _)m

大筋の流れは合ってるのでそこは雰囲気で(笑)



★全国大会の使用デッキは何使ったの?


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使用デッキはゴッドクロック。

使用理由としては去年のWGPのスタドラゾディアックの敗北からの反省です。



★スタドラゾディアックの反省点


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先攻ワンキルに対する脆さ。


デッキ自体の永遠のライバルへ対する依存度。


決定力の無さゆえの時間切れ、更にライフが伸びない為のライフ差決着の際の弱さ。


リソース確保力の不足。


自分にあるこのデッキに対する強すぎる執着、それにより発生する片寄った思考。



これらの反省を踏まえて、これらの欠点を1番補えつつ自分のプレイスタイルに1番合ってるデッキは何かと考えた時、出てきたデッキが今回使用したゴッドクロックでした。

そして、この答えになったのが去年の12月です。
そこから年が明け、1月になりゴッドクロックを知り合いのバディファイターの方から譲って頂きました。



★ゴッドクロックを使うと決めてから


そこからはゴッドクロックをひたすら練習しました。

他のデッキも多少練習してましたが、それはあくまでもゴッドクロックでそれらのデッキを倒す為の練習でした。

去年まで大好きで使っていたゾディアックはほとんど回してませんでした。(多分今年に入ってから20回も回してない)

ひたすら毎日ゴッドクロックと向き合う日々、最初の3ヶ月ぐらいは1回のファイトで必ず5~10箇所ぐらいはミスしてました。

どれもゴッドクロックを回していない人なら気づかないレベルの些細なミスです。でもそのミスを減らすことが本当に難しかったです。

間違いなくゴッドクロックはバディファイト史上最も難しいデッキでした。

更に、1つミスするだけで負けそうになるそんな脆い一面もあるデッキです。


でも逆に言えば、「1つもミスさえしなければ負けない最強のデッキ」。


自分はそう信じて約1年間ひたすら練習し続けました。

そんな中で少しずつですが、そのミスを減らせられるようになってきました。

そして今では、自分の気づく範囲でのミスはほとんどなくなりました。



★全国大会当日


やるべきことは全部やった。


あとは勝つだけ。



★1回戦開始



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1回戦の対戦相手は「ずめ」選手。使用デッキはコスモマン。

自分は以前この方にCSでスト負けしていて少し苦い思い出のある相手。相手にとって不足なし。



1本目は先攻

得に事故も起こらず、セオリー通り先攻リバースでコスモマンに蓋をする理想の形。

ロストにも1ターンでなることが出来た為、その後ロストを軽く回した所でずめ選手の投了。



2本目は後攻

初動のフューチャーカードに運良く初手に引けていたリバースを当てる。
しかしこれはブラフ。

裏から素で持っていたコスモマンが飛んでくる。

赤蛇(そう簡単にはいかないか…)

ターンが回ってきた。

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カードを展開していくがその展開中にオメガはコール無効され場にオメガが出ない。自分も先にランゲをコールしてコール無効を誘っていたがブラフに引っ掛からないずめ選手。流石です。

コスモマンには攻撃が届かずそのままターンを終了。

幸いにもロスト化はされなかった。

ずめ選手、ファルコン2号でデッキのボトムに行ってるであろうロストを探しにいく。

そして、そのままコスモマンの攻撃を耐えファイナルフェイズ。

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赤蛇「エンド時、ロスト化宣言」

1本目同様、流れは自分にある。
ロストデッキを回していく。
だが、

(ロストカードを展開出来ない…)

その時に手札にいたモンスターはギルトランスのみ。しかし、ゲージはロストデッキを回すためにギルトランスが来る頃には全て使ってしまった。

赤蛇「アタックフェイズ入りたい」

盤面はヴェガス、ランゲ、ツァイトベルグでロストカードなし。ロスト後の盤面にしては貧弱過ぎる。

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しかし、この時のずめ選手のコスモマン。ソウルはミライパレット1枚のみ。


防御力25000


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ツァイトベルグとサイズ0たちの連携攻撃がなんとか通るギリギリのライン。

イムルーラーでもテイラルナでも届かない絶妙なパワーライン。

お互いに妨害を撃ち合っていた為、手札が少なくコスモバリアーもムーンも手札にない様子のずめ選手。

1度目の連携が通る。ずめ選手残りライフ5。

もう1度連携が通れば勝てる。

ずめ選手、コスモマンの蘇生効果でセンターに壁モンスターを立てる為ドロップを確認。しかし壁に出来るモンスターがドロップにいない。

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このターンのメインフェイズに、自分があらかじめヴェガスの効果で蘇生できるモンスターは全てデッキに戻していたことがここで活きる。

そのまま攻撃が通ることを察したずめ選手がここで投了。

結果だけみればストレート勝ちだが2本目は苦しいファイトだった。

あの悪い流れのまま3本目に入っていたら、先攻と言えど結果はどうなってたか分からない。



★2回戦開始



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2回戦の相手は「hyend」選手。使用デッキはメダロット

デッキパワーでは圧倒的にこちらが上だが、ハードネステンの対抗破壊効果の刺さりが良い。

後攻でも勝てない相手ではないが出来れば先攻が欲しい。


1本目は先攻。
先攻が取れれば先ほどのコスモマンよりは楽に勝てる相手。落ち着いてドロソを使って手札を増やしていく。


赤蛇(ヤバイヤバイヤバイヤバイ)


順調に手札を増やしていったがここで予期せぬハプニング。センターにコールする用のサイズ3モンスターが1枚も引けない。
ドロップゾーンにもいないためクロック3で相手ターン立てることも出来ない。

赤蛇(こいつを出すしかないのか…)

サイズ3はいるにはいた。でも出来ればコールしたくはなかったカード。

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赤蛇「センターにトゥボカスをコール」

おいおいおいおいバディファイト最後のファイナルでトゥボカスコールするとかマジ!?
でもそれでもこいつでやるしかない。
相手にターンを渡して、ターン開始時にクロック2を使いオメガランゲの効果を使って手札を増やす。

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イムルーラードラゴン「やあ☺」

お前来るのおせぇよ!!!

でも幸い、他の手札はそれほど悪くない。リバースはあるし、ペリオも2枚あったし、うるちを破壊する用にトゥボカスもう1枚もあった。それでいてロストも抱えられている。

問題はこのターン耐えられるかどうか。


リバースでドロソを止めてトゥボカスでうるちを破壊するも展開し続けるメダロット

盤面はハードネステン、パーティクル、ゴッドエンペラーとなかなかに強力。

オメガとトゥボカスにはあらかじめエスを撃っていたので。ペリオを使うためのソウルは守られていた。

アタックフェイズ。

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赤蛇「アタック指定前、ペリオ。対象はハードネステンとゴッドエンペラー。」



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赤蛇(コイシマルだけはやめてくれ)

Hyend選手「対抗なし。」

コイシマルはなかった。

ペリオ効果が通りレストされる。

赤蛇「もう1枚ペリオ。対象はパーティクル」


hyend選手そのままターン終了。

赤蛇(助かった)


その後はロスト化をして得に問題もなく1本目は勝てました。



2本目は後攻。

今度はhyend選手が事故ってる様子。メダロットを1体しか出せずそのままアタックフェイズへ。

そして、攻撃を終えてターン終了。


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赤蛇「ロスト化宣言。」

ファイナルで後手1ロスト。


赤蛇(今日は俺の日だ。)


そこからは言うまでもなく、そのままロストで押しきり2本目も勝ちでストレート勝ち。


1本目はどうなるかと思ったが、それを越えて自分に良い流れが来てる。

次を勝てば決勝トーナメントに上がれる。

このままの流れで次も勝ちたい。



★3回戦開始

決勝トーナメント進出を懸けた運命の3回戦のマッチング発表。


赤蛇(ここで当たるのか…)


予選3回戦…



対戦相手、くろね選手。



優勝最有力候補。

優勝目指すならいつかは当たるとは思っていた。

だけど、ここでなのか…。


…でも関係ない。


この人に勝たずして日本1になれるわけがない。
早いか遅いかの差だけだ。


くろね選手「遂に当たっちゃったか…」


くろね選手も自分と当たるのが嫌だった様子。

自分なんかを意識してくれるなんて光栄です。


実は、くろね選手とファイトするのはこの時が初めてでした。


ずっとファイトしたかった。

何度か会うことはあったのでフリーの申し込みが出来る機会は何度かあった。

でも、フリーファイトでは意味がない。

こういう大会で、負けられないファイトで、「倒す為の対戦相手」として戦いたかった。


ファイトの準備を始める。


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お互いのフラッグゾーンの4枚のフラッグが嫌でも目に入る。

このレベルの人相手にミラーの後攻は恐らく99%勝てないだろうと思っていた。

でも逆に、先攻を取れば当然勝つ自信はあった。


赤蛇(このじゃんけんだけはどうしても勝ちたい)


手が震える。


少しくろね選手待って頂いててじゃんけんをした。




1本目は…後攻。

世の中そんなに甘くない。でも諦めた訳じゃない。チャンスは絶対に来る。


くろね選手、100点の回りとは言えないものの、こっちのターンにクロック3を使いランゲを蘇生して、オメガランゲタイムルーラーの理想盤面。

更にタイムルーラーのソウルにはトゥボカスが1枚。そして動きの中でトゥボカスを持ってることが薄々は分かったので、合計トゥボカスが2枚。


こちらの初動のリヒトムーヴメント。

くろね選手「リバースで。」

苦し紛れのクロック1。

赤蛇「…投了で。」


こうなることは分かっていた。

でもまだ負けてない。



2本目は先攻。


やられた以上のことはやり返してやる。


オメガランゲタイムリヒトアルメーテシンエピタフューチャーカード
(呪文かな?笑)


まあとにかく、ターン1カードを全て使った完全理想ムーブ。

くろね選手のメインフェイズ前にクロック2を使い、先攻クロックの最大値の手札11枚、そしてエスでオメガタイムに耐性を付けた。

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更に、自分のデッキには普通のクロックには採用はされないドーン伯爵を採用していて、これがドロップにも落ちていた。

くろね選手のメイン開始時にドーン効果で1ドローしつつ復活。

最大値を越えた手札12枚の120点の動き。

更に手札はトゥボカス2枚、リバース2枚、オクト1枚、ロスト1枚。


負けるわけがない。


くろね選手「オメガをライトにバディコール。」

赤蛇「トゥボカス切って3点ゲイン。」

くろね選手「リヒトムーヴメント。」

赤蛇「リバースで。」

全てを止める赤蛇。苦しいくろね選手。


くろね選手「レフトにランゲコール。クロック3対象はドロップのタイムルーラー。」

赤蛇「対抗でオメガを破壊。」

オメガの効果も使わせない赤蛇。

イムルーラーの出す場所を少し考えるくろね選手。迷った末にタイムルーラーをセンターに出した。

くろね選手「ランゲ効果2枚ドロー。」

赤蛇「オクトでランゲの効果無効。」


この時は、くろね選手がランゲのいるレフトに出せばオクトをケアして2ドロー出来ました。
でもそれじゃあこのあとのリソース勝負で絶対に先攻のクロックに勝てません。

先攻に勝つにはもうオクトは常に割りきってランゲを場に残しつつ効果が通ることを祈るしかないんです。

自分も逆の立場なら同じ動きをします。
ここのプレイングは流石くろね選手だなと思いました。

2本目はそのままくろね選手の投了。


あと1回勝てば決勝トーナメントにいける。

でも、その後1勝が遠い…遠すぎる。



3本目後攻

くろね選手あまり手札がよろしくない様子。

くろね選手「シンエピタでタイムルーラーをサーチ。オクトをコール。リヒトムーヴメントで2ドロー。」

赤蛇の初手にリバースはない。事故ることを祈るしかない。

くろね選手「クロック1。」

どうやらオメガはないらしい。

くろね選手がクロック1で3枚めくる。


くろね選手「マジか…」

くろね選手思わず声が出る。

その3枚のカードの選択でくろね選手かなりの長考。そしてようやくカードを決めた。


くろね選手「センターにタイムルーラードラゴンをコール。そのままアタックフェイズ。」




赤蛇(来た…!)




数十回に1度来るか来ないかのゴッドクロックの大事故。

そんな限りなく0に近い可能性が今この瞬間に来てくれた。

ターンを貰う。しかし、くろね選手も事故るなりにもデッキを回す。

くろね選手「クロック3でオメガ蘇生。エス1でドロー。もう1枚エスで1ドロー。」

これでタイムルーラーを除去も無効も出来なくなった。こちらにエス要求をされた。

更にドロップにはトゥボカスが1枚、ゲージは1枚。

それほど強い盤面ではない。


だが、事故っているのはくろねさんだけではなかった。

赤蛇の手札の中はタイムルーラーが2枚ツァイトベルグが1枚の激重ハンド。

しかも、オメガもランゲもいない。

チャージアンドドローでトゥボカスをゲージに置いても次に引いたのはテイラルナ。更に重くなった。苦しい展開。



赤蛇「クロック1宣言。」


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オメガ「やあ☺」

赤蛇(お前ぇ…もっと早く来てくれよ)


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赤蛇「ドーン伯爵をレフトにコール。」

クロックミラーを捲れる可能性のある唯一の1枚。
これでエスがなくてもトゥボカスとタイムルーラーをある程度までならケアして動ける。

赤蛇「オメガをライトにバディコール。リヒト、アルメーテ。」

くろね選手のゲージは1、リバースは使えない。

赤蛇「センターにタイムルーラードラゴンをコール。アタックフェイズ入りたい。」

くろね選手少し考える。


くろね選手視点、タイムルーラーの効果でこちらタイムルーラーをどうしても飛ばしたいはず。だからここは…


くろね選手「トゥボカス効果、対象はこちらのタイムルーラーとドーン。」

赤蛇「破壊されます。」


予想通り、ここまでは読めていた。

メインフェイズに巻き戻り再びコール宣言。


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赤蛇「ツァイトベルグをレフトにコール。」


くろね選手のタイムルーラー飛ばせるのは、赤蛇のタイムルーラーかツァイトベルグのどちらかのみ。そして、さっきのトゥボカスでくろね選手のタイムルーラーのソウルは1枚。残った方の2回攻撃で倒せる可能性は十分にある。

更に、ドロップにはランゲも落ちていた。クロック3で相手ターンに蘇生すればオメガランゲの効果が使えて盤面でもリソース面でもリードできる。

赤蛇「アタックフェイズ入りたい。」

くろね選手「メイン終了時、オクト。対象はツァイトベルグ。」


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忘れていた訳じゃない。

1ターン目にオクトをコールした時点で2枚目があることは薄々は気づいていた。オメガランゲを探す為とは言え、このミラーで容易にオクトをコールして捨てる訳がない。ケアを怠った訳でもない。持っていることを割りきるしかなかった。

ツァイトベルグのサイズが元に戻り、ドロップに送られる。

アタックフェイズに入り赤蛇のタイムルーラーがくろね選手のタイムルーラーの効果でデッキに戻される。


赤蛇(やっぱり強い。簡単には勝たせて貰えない)



場はソウルなしオメガ1体の絶望的状況。



でも、まだ終わってない。



そのままターンを返す。


くろね選手のタイムルーラー誘発に対抗でクロック3でランゲを蘇生。オメガの効果誘発。


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エス「やあ☺」

赤蛇(さっきのターンに引けていれば…)

更にメインフェイズに1ドローしつつドーンが復活。

その後、くろね選手のプレイしたカードに対抗でエスを使用。オメガランゲドーンに耐性が付く。

くろね選手「ランゲをレフトにコール。」

くろね選手も遂にオメガランゲを揃える。

くろね選手「クロック2宣言。」

赤蛇「対抗トゥボカスでドーンとオメガを破壊。」

2ターン目になってもデッキが回りきらないくろね選手。


くろね選手「トゥボカス捨てて3点回復。ドロップのトゥボカス効果でタイムルーラーとオメガを対象。」

赤蛇「対抗ないです。」

くろね選手「破壊で。」

赤蛇「こちら耐性あります。」

ここでトゥボカスを無駄撃ちするくろね選手らしくない凡ミス。


まだ勝負は分からない。

くろね選手そのままアタックフェイズへ。

そして、殴らずファイナルフェイズへ。


赤蛇のゲージはその時は1でした。


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アタックに対するカストラからのロストの可能性を考慮したプレイでした。


赤蛇(こんな状況でもカストラケア出来るのかよ…)


普段の時でこんなプレイイングをするのはざらにあるとは思います。自分もたまにしますし。

でも今は全国大会です。
普通の人ならさっきのトゥボカスの凡ミスで動揺してこんなプレイング出来ません。


実際にその時の手札にカストラはありました。
読み当たっていた。流石の一言です。強い。


そしてエンド時、


赤蛇「ゴッドクロック誘発。対象は手札。」

くろね選手「対抗なし。」

赤蛇「…捨てません。」


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もう手札にタイムルーラーはいなかった。

後攻で回す際に、どうしてもクロック1,3効果でボトムに置くしかなかった。


ターンが移る。


でもくろねさんが殴らなかったお陰でランゲが生き残った。

ランゲの効果が使えればまだ戦える。

山札のボトム以外に残ってるデッキのタイムルーラーを引くしかない。


赤蛇(引けない…)

更にドロソを使うが…

赤蛇(まだ引けない…)

最後のドロソ、これで引けなかったら返せない。



赤蛇、ドローした後に暫く考える。



そして暫く考えて…




赤蛇「負けました。ありがとうございました。」



届かなかった…




結果だけみればゴッドクロックミラーの先攻側が勝ってるだけのゲーム。

でも、内容としては文句なしにくろね選手の方が強かった。悔しいけど。


本当に良いファイトでした。


赤蛇「厳しいなあバディファイト…」

思わず声に出てしまう。



でも、凹んでる暇はないです。

次の試合があります。

そしてそこで勝てないと決勝トーナメントには上がれません。



★4回戦開始


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4回戦の相手は「ゆうと」選手。使用デッキはLO黒竜

くろね選手のゴッドクロックとは別の意味で後攻を取りたくない相手。


赤蛇(勝ちたい…決勝トーナメントに行きたい…)


ここで勝てなければ予選敗退、もう後がありません。


1本目は運よく先攻を取れた。

これでやっとトントンの勝負。

特に事故も起こらず、リバース2枚とオクト1枚を構えることができ、Lite of Destinyとfor the future にリバースを当てて1本目は楽に勝つことが出来た。


2本目は後攻。
初手にはリバースがあり、後攻ではあったが妨害が出来る状態。

ゆうと選手「フューチャーカードバディファイト。」

赤蛇「リバースで。」

バディの光芒アビゲールに触る為のフューチャーカードを止めることが出来た。


ゆうと選手「フューチャーカードバディファイト。」

しかし、2枚目のフューチャーカード。これは止められない。
そこからはゆうと選手のソリティアが止まることはなくそのまま1ターンでデッキ全てを削り切られた。


3戦目は先攻。
どうあがいても予選はこれが最後のファイト。
勝てば決勝トーナメント上がれる可能性ができる、負ければ予選敗退。

赤蛇(頼む…うまく回ってくれ)

デッキを回し切り、ゆうと選手にターンを渡す。

ゆうと選手のメインフェイズ前に、クロック2を使いオメガランゲの効果を使う。



最終盤面はエスで耐性の付いたオメガランゲタイムルーラー。

ゲージは6。

手札にはリバース2枚、オクト2枚。


対LO黒竜でこれ以上ないぐらいにデッキが回っている。


ゆうと選手「フューチャーカードバディファイト

2本目のフューチャーカード2連打が頭を過る。
でも止めるしかない。

赤蛇「リバースで。」

ゆうと選手「Lite of Destiny。」

赤蛇「リバースで。」

絶対に光芒アビゲールだけは使わせない。

しかしゆうと選手リバース2枚撃たれたにも関わらずまだデッキを回していく。

ゆうと選手「光芒の黒死竜アビゲールをセンターにコール。」

遂に引かれてしまった光芒アビゲール。

ゆうと選手「光芒の黒死竜 アビゲールを破壊。効果発動。」

赤蛇「オクトで無効。」

絶対に光芒アビゲールの効果をを許さない赤蛇。

ゆうと選手「光芒の黒死竜 アビゲールをコール。」

赤蛇(まだいるのか…)

ゆうと選手「光芒の黒死竜 アビゲールを破壊。効果発動。」

赤蛇「オクトで無効。」

これが最後の妨害カード。

これ以上はもう何も出来ない。

ゆうと選手の残り手札は2枚。3枚目の光芒アビゲールと自壊カードがあればもう止めることは出来ない。

ゆうと選手「尊キ犠牲。」

もうアビゲールはない様子。

ゆうと選手「尊キ犠牲。」

赤蛇(引くな!)

ゆうと選手「追撃者 アビゲールを効果コール。3枚デッキ破壊。そのままアタックフェイズ。」

赤蛇「タイムルーラー効果でデッキ下へ。」

ゆうと選手「ターン終了で。」


ターンが返ってきた。

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赤蛇「ツァイトベルグをコール。」

LO黒竜の回復したライフを詰める為に絶対に必要なカード。

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更にドロップにはクロック3で追撃出来るテイラルナもいる。

全てが噛み合っている。

赤蛇「アタックフェイズ。」

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今のゆうと選手にバーンノヴァを出せるゲージはない。

赤蛇「全員連携ファイターにアタック。」

バディブロックをケアした全員連携。
そのまま攻撃が通る。

赤蛇「ファイターにアタック。」

2度目の攻撃。

ゆうと選手「ありがとうございました。」





赤蛇「シャアッッッ!!!!!!!」

思わず叫んでしまった。


最後まで分からない試合だった。


これで予選は3-1。予選突破の最低ラインは達成できた。

あとはオポーメント次第。


ファイトを終えた後、すぐに先程の対戦相手のくろね選手の卓に向かった。

自分のオポーメントは自分の対戦相手の勝敗によって影響するからだ。

自分が向かう頃にはくろね選手の試合はもう終わってる様子だった。


赤蛇「くろねさん…結果どうでした?」



くろね選手😁✌



めっちゃ安心しました。流石過ぎる。


自分が唯一負けたくろね選手が予選全勝の為、自分が予選2位か3位なことが確定しました。


2017年に初めてファイナルに出場した時は、予選5位で決勝トーナメントには行けませんでした。


そんな過去の自分を越えられたことが何よりも嬉しかった。

そして、これでくろね選手にリベンジ出来るチャンスが生まれた。

負けたままでは終わりたくない。


★予選が全て終わり決勝トーナメント出場者の発表


1位 くろね選手 4-0

2位 赤蛇 3-1

3位 ごじも選手 3-1

4位 ずめ選手 3-1


予選は2位で突破出来ました。



でも、残念なこともありました。

ファイナルまでずっと一緒にリモートを通して練習をしていたブレイブやまざき選手が3-1の5位で惜しくも予選敗退。

一緒に決勝トーナメントに行こうとずっと言ってました。

結果発表の後、少しやまざき選手と話をしました。

ブレイブやまざき「あとは託します。」


負けられない。


20分の休憩の後、決勝トーナメントが始まりました。






と、決勝トーナメントの話に行きたいんですが長くなったのでここで一旦区切ろうと思います。


決勝トーナメント以降の話はまた次のブログで。

自分も忘れる前に書いておきたいので、次はすぐ書こうと思います。





では今回はこの辺で、最後まで読んで頂きありがとうございました。